接待と手土産
「目黒五十番」の中華まん
すべて実食!自慢の手土産 #86
2022.04.06
フカフカ、もっちりの皮と手抜きなしの餡(あん)で食通もうならせる
以前、目黒通りを歩いているときに、ふと気になったテイクアウト店で、店頭のメニューを眺めていると、「うちのはおいしいよ。全部手作りだから」と声を掛けられた。それならと中華まんを購入して以来、すっかり「目黒五十番」のファンになってしまった。今ではかなりの頻度でリピートしている。見た目は普通の中華まんだが、中華レストランで味わう本格料理と比べても遜色がない。それが自宅でも気軽に味わえるのだ。
メニューは、スタンダードな肉まん、あんまんから、変わり種の角煮まん、野菜まんまで20種類近くあって、まだ制覇しきれていないが、今のところ私のお気に入りは、「特製肉まん」「五目肉まん」「椎茸肉まん」の3つ。なかでも、イチ推しは「椎茸肉まん」だ。たっぷりの椎茸、孟宗竹(もうそうちく)のタケノコに豚の肩肉を加えて、ちょうどいい加減に仕上げた醤油ベースの餡が、フカフカで柔らかく、ほどよくモッチリ感のある皮に包まれている。餡はもちろんだが、驚くほどこの皮がおいしい。酢醤油とからしを準備しておいて、まずはそのままを味わったら、からしを溶かした酢醤油を少々つけて食べるのが最高に気に入っている。