接待と手土産

「銀座木村家」のあんぱん
自慢の手土産 #88

2022.04.26

写真・図版

しっとりと柔らかく、香り豊かな元祖あんぱん

特別なシーンのために試行錯誤しながら選ぶ手土産にも醍醐味(だいごみ)はあるが、普段から迷わずセレクトできる定番を決めておくと、いざというときに慌てずに済む。その候補のひとつが「銀座木村家」のあんぱんだ。日本生まれのユニークなパンを初めて作った元祖は、明治7(1874)年に酒種あんぱんを発明して以来、創業当時の製法を大切に守りつづけている。素朴で懐かしく、創業140年以上のストーリーもあって、老舗ながらの安心感がある。

銀座中央通りの銀座木村家のビルは、1階がベーカリー、2階から4階まではカフェとレストラン。実はそのビルの7階、8階にパン工場があり、そこで焼かれた焼きたてのパンが次々と1階のベーカリーに運ばれてくる。看板商品の酒種あんぱんをはじめ、フランスパンやデニッシュなど、その数約130種類。オープンから閉店まで客足が途絶えることがない。

銀座木村家のあんぱんは、イースト菌ではなく酒種を使って作られる。イーストなら3~4時間で安定してパンができ上がるが、自然発酵だと菌の状態によって発酵のスピードが変わり、効率的ではない。毎朝米をとぎ、酒種を作るところから一日が始まる。ただそれでも創業当時から、酒種という日本にしかない天然酵母にこだわっている。ふくよかな香りと、しっとりした柔らかさが特徴だ。

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