週末の過ごし方
気力・体力を底上げして健やかにバランスよく生きる
鍼灸師が開発「陰陽オイル」と「メリディアンメソッド」
2022.05.13
どんなに寝ても疲れがとれない、緊張状態が続いてしまう、また、やらなければならないことはあるのに集中力が続かない……こういった症状はありませんか?
2000年以上の歴史をもつ東洋医学には「陰」「陽」という考え方があり、非活動的で静的な「陰」が強まっていても、逆に活動的で動的な「陽」が強まっていても、バランスが崩れている状態なのです。
そこに着目したのが、今回紹介するひとつ目の「陰・陽オイル」。開発したのは、創業60年になるUNTAN鍼灸院の二代目鍼灸師である薄井理恵先生です。約30年の鍼灸治療歴と東洋医学の知識に裏付けされた未病医学をベースに、陰と陽のバランスを整えるという新しいアプローチができるオイルが誕生しました。
オイルは「陰」と「陽」の2種類あり、両方、または片方どちらかを使うことで心身のバランスを整えていきます。
陰オイルは「陰」に属する植物から抽出した精油を、陽オイルは、「陽」に属する植物から抽出した精油を使用。いずれも鹿角霊芝(ろっかくれいし)という、漢方では生薬として使われている幻のキノコのなかでも、数十万本に一本しか採れないという希少な成分が配合され、日々の生活を健やかに過ごすうえで大切な、根本的な免疫力の底上げが目指せます。
「香りを吸い込み深呼吸」+「ツボ押し」
陰陽オイルの使い方の基本は「香りを吸い込み深呼吸」+「ツボ押し」だけ。継続しやすさがポイントで、手順もいたって簡単です。
〔手順〕
1.オイルを1、2滴手のひらに垂らし、つけたい部位(顔、髪先、爪、首すじ、耳たぶなど)につける。
2.手のひらに残ったオイルを鼻に近づけて4秒を目安に香りを吸い込み、次に6秒を目安に吐きながらツボ押し。この、香りを吸い込む・ツボ押しを4回繰り返すことで、それぞれのオイルの特質がぐっと入ってきます。
このとき押すツボは、「陰」「陽」で分かれます。
陰のスイッチを入れるツボは、手のひらの中央の労宮(ろうきゅう)というところ。左右の労宮を交互に押します。このツボは、自律神経調整に関係しているので、香りを吸う・ツボを押すを繰り返しているうちに、整っていきます。
陽のスイッチは、目頭の内側やや上方のくぼんだ部分の攅竹(さんちく)というところ。気持ちいいと感じる圧で押していきます。
また、2種類のオイルの使い分け方もシンプル。陰オイルは、ストレスを感じたときや、リラックスしたいとき、夜寝る前などに。陽オイルは反対に、シャキッとしたい朝や、やる気を起こしたいとき、プレゼンや会議など集中力を高めたいときに使います。
薄井先生は、ビジネスパーソンにとって陰陽オイルは自信をつける手助けにつながる、と言います。
「日頃から使うことで、オンオフのスイッチの切り替えができるようになるため、どんな場面でも“セルフコントロールできる”ことが自信につながります。香りは脳にインプットされるので、いざというときに落ち着けたり、仕事の合間に使うことで、集中力を発揮する助けになったり。鍼灸でも生命力を高めるようなベースケアを大切にしていますが、陰陽オイルも考え方は同じ。毎日使うことで経皮吸収され、ベースが整うように調合しています。正解はないので、自分が気持ちのいいと思うオイルを使って、ツボを押してみてください」
不安定な時代、自分自身で気持ちも体もメンテナンスできるというのは、大きな味方になるはず。