特別インタビュー
伊勢丹新宿店メンズ館1階
コスメティクス スタイリスト 清水 綾さん
この人から買いたい、この一品
2022.05.27

たくさんお話しを伺うことがコスメティクスタイリストのお仕事です
東京生まれの仙台育ち。大学進学で上京するまで、緑豊かな土地で過ごしてきたからか、のんびりとした性格かもしれません。でもときに思い立って、国内外問わず旅に出ることもあるんです。
販売の仕事をスタートしたのは、他の百貨店で契約社員として働きはじめてから。ご縁があって某ハイブランドに転職して以来、ずっとバッグや雑貨を担当しています。路面店が多かったので、ゆったりとした接客が多く、三越伊勢丹に入社した頃は、お客さまの多さに圧倒されてしまい、休日はぐったりしていたことを覚えています。
一昨年、同じフロアですがメンズコスメに配属となりました。ここでも以前とはお客さまが全然違うことにびっくりしました。以前の売り場にお越しになるお客さまは、バッグを買おうとか、財布を探しているとか目的がはっきりしていたのですが、コスメは「〜のようになるには?」と漠然としたイメージを持たれてお越しになるお客さまが意外と多いです。そのため私たちはお客さまからたくさんお話を伺います。ご自身が使われるのか、誰かに贈られるのか、現在の肌や髪のお悩みはどのようなもので、どのようになりたいのかなど、きめ細かくお話を伺うことで、豊富な商品知識を背景に、より良い提案をさせていただこうと思っているのです。
ギフトでスキンケアコスメをプレゼントしようとお越しになられたお客さまが、ヘアケアアイテムを買われていくこともありますよ(笑)。話が深まっていくと、最初に思い描いていたのとは、ぜんぜん違うものにたどり着くのもコスメならではかなと思います。プレゼント用コスメの場合、せっかく選んだのに肌に合わなくて、使ってもらえないのは一番残念ですよね。そういった意味では、スキンケアよりヘアケアコスメの方がプレゼントしやすいかもしれません。
ギフトは贈る相手のことを、まるで目の前にいるかのようにお伺いします。男女共用できるアイテムも多いので、女性に贈ることもできます。どうしてもわからないことばかりでしたら、ボディソープやシャンプーなど、比較的使いやすいアイテムもありますので、どうぞ遠慮なく、なんでも話していただければと思います。私、聞き上手なので(笑)。