調べ・見立て

車を巡るライフスタイルの大きな変化を考察する。
それでも、変わらないこととは?
編集長の「見立て」。#57

2022.07.20

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    2022年
  • 写真・図版
    2020年

車に乗るのか、乗らないのか。所有するのか、しないのか。車との付き合い方が、大きな転換点に差し掛かっています。まだまだ地方によっては、一家に1台どころか1人に1台ないと生活が成立しないエリアがあるのは承知のこと。一方で、大都市圏のビジネスパーソンには、クルマを使わない、あるいは、使うときだけ借りるライフスタイルの人は少なくありません。アエラスタイルマガジンWEBのアンケートで見ると、車を「持っている」と回答した人のパーセントは、2020年に83%であったのに対して、直近の調査で74%に減少しています。それに呼応するように、「カーシェアやレンタカーで十分」という回答は、2020の6%から10%に伸びています。最近では、レンタカーやシェアカー以外に、個人の車をシェアするアプリも登場して、憧れの高級車や珍しい旧車を借りて試し乗りしている人もいるようです。

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車メーカー各社は、ハイブリッドや電気自動車に一気に舵を切った感があります。環境問題に自覚的であるメーカーの姿勢を表明する意味もあって、CMで登場する車はそういったタイプがほとんどです。ただ、実際の販売台数の割合を日本自動車販売協会連合会が発表している2022年6月の1カ月間データを見ると、ガソリン車44.1%、ディーゼル車5.7%、ハイブリッド46.2%、プラグインハイブリッド2.0%、電気自動車2.0%、燃料電池車1%未満。ハイブリッドの販売割合がガソリン車を上回ってはいるものの、プラグインハイブリッドや電気自動車はごくわずかです。

一方で、アエラスタイルマガジンWEBの調査で購入したい車の回答を見ると、プラグインハイブリッドが12%、電気自動車が21%というハイスコアを記録しました。ビジネスパーソンの環境への意識から、そういったタイプの車を購入したい意向が高いことがわかります。ただ、「マンション居住なので自宅で充電できない」とか「充電スポットが見つけづらい」といった理由で実際の購入には至らないケースも多いようです。上記の販売台数割合の数字との格差は、このあたりに理由があります。ここは、各メーカーや国や自治体にインフラ整備のスピードアップを期待したいところです。

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