週末の過ごし方
「空間から考える家具」をテーマにデザイン。
デザイナー芦沢啓治による新プロジェクト、
ダイニングチェアとラウンジチェアの新作発表!
2022.09.14
老舗木製家具メーカー「カリモク家具」は、2019年に立ち上げたコレクション「Karimoku Case Study(カリモクケーススタディ)」の新たなケーススタディ「Blue Bottle Coffee Jing'an Kerry Centre Cafe(ブルーボトルコーヒー ジンアン ケリー センター カフェ)」と、同プロジェクトのために作られた新作アイテムを発表した。
Karimoku Case Studyは、良質な素材と長年培った高度な技術で、「静謐(せいひつ)な美への敬愛」「素材の豊かな表現」「時間に左右されない魅力」を大切にし、同じ意識をもつ建築家たちと共に、プロジェクトごとに特色あるコレクションを生み出してきた。
今回の新たなケーススタディは、2020 年に発表されたCASE STUDY 02「Minatomirai Cafe(みなとみらい カフェ)」より、協業するブルーボトルコーヒー 中国本土・上海の新店舗「JAKC カフェ」のために製作されたもの。
新店舗は、Karimoku Case Study のデザイナーである芦沢啓治が設計を担当。エントランスに沿って奥へと伸びるキッチンカウンターや壁面に、日本と中国の両国で古くから使用されてきた建材の瓦を大胆に使用。上海の古都をほうふつとさせる内装で、あたかも路地裏へと迷い込んだような錯覚すら覚える空間となっている。
店内で使用されている家具は、これまでと同様にKarimoku Case Studyのコレクションから選出。明るい印象の1階と落ち着いた空間の2階は、それぞれピュアオークとスモークドオークを基調にデザインし、色調の統一を図ることでより上質な空間に仕上がっている。
また、このプロジェクトのためにデザインされた新作のダイニングチェア「A-DC02」とラウンジチェア「A-LC01」が、それぞれの空間において来訪者を温かく迎え入れ、コーヒーと共にくつろぎの時間を提供する。
芦沢啓治は、「まるで上海の路地空間のような店内で一見ラフに見えるコンクリートのスケルトン空間と革を張った椅子やソファーによるコントラストのなかに、ブルーボトルコーヒーがもともと持っているコンテンポラリーな感覚と上質を織り交ぜた心地よい緊張感のある空間を目指しました」とコメントした。
2つの新作「A-DC02」と「A-LC01」は、2022年10月中旬より受注を開始する。
掲載した商品はすべて税別価格です。
問/カリモク家具 www.karimoku.com
Text:AERA STYLE MAGAZINE