調べ・見立て(見立て)
夏のボーナスから、社会活動の再開を読み解く。
いまビジネスパーソンが買うべきものは!?
編集長の「見立て」。#59
2022.09.22
「ボーナスが出たら何に使いますか?」の調査結果で注目したいのは、「自分のために使う」という回答が今年の夏は47%となり、2020年や2021年と比較して数字が増えたことです。これと引き換えに「貯金」の回答が23%となって、2020年36%や2021年39%と比べると数字を落としました。ここ数年は出口の見えないコロナ禍のなかで、ボーナスが出たらひとまず貯金という意識だったところから、そろそろ社会活動を本格的に再開していくビジネスパーソンの意識がうかがえるように感じます。
「ボーナスで買うなら何を買いますか?」の問いかけには、「スーツ」が26%、「カジュアルアイテム」が35%と高い数字です。これまでどおりに月曜日から金曜日までオフィスに出社するのか、リモートワークを継続するのか、あるいは出社とリモートワークを適度に組み合わせるのか。働き方の大きな変化で、これまでどおりのワードローブでは立ち行かなくなるかもという意識が働いているのでしょう。
人が仕事を続ける以上、ビジネスウエア=仕事着はなくなりません。ただ、ユニフォームのようにいつも同じスーツを着ていればよい時代は去りました。Whenいつ、Whereどこで、Who誰と、Whatどんな用件で、Whyなぜ、Howどのように仕事をするのか。5W1Hを考えながら、的確なビジネスウエアを選ぶ必要があるのです。アエラスタイルマガジンでは、新しい働き方にふさわしい新しい仕事着をこれからも提案していきます。