調べ・見立て(見立て)
SDGsについての取り組みは、
企業よりも個人のほうが進んでいる!?
編集長の「見立て」。#58
2022.08.17
新聞やWEBなどでSDGs関連のニュースを見ない日はありません。この「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals )は、2015年9月に150カ国を超える世界中のリーダーが参加した「国連持続可能な開発サミット」で決められた17の目標です。アエラスタイルマガジンWEBのアンケート調査では、49%と約半数が「非常に興味がある」と回答しています。一方で、「まったく関心がない」の回答も24%に上ります。このように答えたビジネスパーソンのなかには、「SDGsは行き詰った資本主義経済を活性化させるキャンペーンのためのツールに過ぎない」と指摘する人もいるようです。確かに、環境に配慮しているような情報を消費者に伝えて商品や企業のイメージを上げようとする活動は、「グリーンウォッシュ」と呼ばれて批判の対象になっています。
アエラスタイルマガジンWEBでは、昨年の春にもSDGsに関する同様のアンケートを行いました。「SDGsについて知っていますか?」に対する回答を見ると、昨年は30%だった「よく知っていて内容も理解している」という回答が、今年は67%に倍増。24%だった「知らない・興味がない」の回答は、ぐっと減少して3%となりました。SDGsに対する評価の違いで、関心があるかないかは上記のように回答が分かれていますが、知識についてはかなり広まっているのがわかります。