スーツ

俳優・大野拓朗、オーダースーツを初体験。
─ポール・スミスで、ASM流“男前”な一着を誂える─

2022.09.30

俳優としてのステップアップのためにハリウッド進出を目指し、単身渡米を決断した大野拓朗さん。日本での活動以上に自己表現が求められる国で、ワンランク上の大人の男を演じるための一着を、ポール・スミスで誂える。

「色、サイズ、フィット感。どれをとっても120点です」。でき上がったスーツに袖を通した大野さんは、満足げな表情でそう語る。高校生の頃からの憧れというオーダースーツの世界に、アエラスタイルマガジン[雑誌&タブロイド]編集長の藤岡信吾の案内で足を踏み入れた。来春から活動の拠点とするアメリカでは、スーツはその人の知性や知見を表すという考え方がある。これまでよりも、装いに大人らしい物語が必要になるのだ。

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左から俳優/大野拓朗さん、アエラスタイルマガジン編集長/藤岡信吾、ポール・スミス 丸の内店 副店長/向井龍哉さん
カーディガン¥49,500、ニット¥44,000/すべてポール・スミス

オーダーのテーマは“大人の男”。

「憧れは、しっかりしているけれど抜け感がある人。ただ良いものじゃなく、自分の体に似合うものをサッと着こなせる人」という大野さんが少し背伸びしたような感覚で着たいのは、細過ぎず、太過ぎない絶妙なフィット感のスーツだ。

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    1. ポール・スミスのオーダーは、スーツにそれぞれのパーソナリティーを加えられる。まずはベースとなる6つのシルエットから好みを選ぶ。大野さんが選んだのは、レギュラーフィットの「ソーホー」。
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    2. 肩幅や身幅、袖丈、着丈などをプロの目で丁寧に採寸。
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    3. 生地は好みや用途に合わせて。イギリスやイタリアの良質な100種類以上の生地がそろう。
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    4. ボタンもスーツの印象を左右する大事な要素だ。

「体作りをしている最中なのでスキニーだときつく感じるし、ゆとりがあり過ぎるとカジュアルに見えてしまう」と、パンツは足首に向けて細くなるテーパード仕様で、ダブル幅はクラシックな4㎝。イギリス発のポール・スミスに敬意を表して、イギリス製の生地であるドーメルを選び、「いろいろな生地を試してみて、薄い色よりも濃い色のほうが肌になじむなと感じたんです」と言う。パーティーにも行けるような華やかな光沢感があるネイビーは、よく見ると細かいチェック柄が入っている。

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オーダーサービス「メイド トゥー メジャー」¥176,000~(オーダーからお届けまで1~2カ月)、シャツ¥19,800、タイ¥13,200、シューズ¥93,500/すべてポール・スミス

「紳士は極めて控えめに、そしてさりげなく」という“アンダーステイトメント”の精神は、まさしく大人が着るスーツにふさわしい。

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ポール・スミス 丸の内店
東京都千代田区丸の内3-3-1
新東京ビル 1F 2F 03-3240-0223 
営業時間/11:00~20:00 水曜不定休

大野拓朗(おおの・たくろう)
1988年、東京都出身。2009年に第25回ミスター立教に選出。10年に俳優デビュー。NHK連続テレビ小説や大河ドラマをはじめ、数多くのドラマ、映画、舞台作品に出演。2023年1月14日から舞台『進撃の巨人─the Musical─』に、エルビン・スミス役で出演予定。来年、本格的なアメリカ進出を控える。

問/ポール・スミス リミテッド 03-3478-5600

Photograph:Hiroyuki Matsuzaki(INTO THE LIGHT)
Styling:Masahiro Tochigi(QUILT)
Hair & Make-up:Maki Morioka
Text:Yuki Koike(VINYL)

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