特別インタビュー
伊勢丹新宿店 メンズ館8階 イセタンメンズ レジデンス
ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン 店長 石毛悠司さん
この人から買いたい、この一品
2022.11.04
フラワーアレンジメントの想像力の源は映画館の雰囲気でリフレッシュすることです
実家は都内で花屋を経営しています。でも、花屋を継ぐ気はなくて、大学を卒業した後はIT商社に就職しました。以前からモノづくりに携わりたいという想いがあったので、転職を検討していた頃、テレビでニコライ バーグマンを知りました。自分が幼い頃から慣れ親しんでいたお花。それがまったく見たことのないフラワー ボックス アレンジメントに生まれ変わることに、驚きとともに憧れを感じて思い切って転職しました。
街の花屋をやりたいわけではなくて、お客さまに届ける“もの”を作りたかったんです。それがたまたま幼い頃から家業で慣れ親しんでいた「花」を使っているというだけのことなんです。朝早くから市場へ足を運び、開店前からフラワーボックスを作り、花の種類を覚えたり、アレンジメントの技術を取得したり、営業中はお客さまのご要望に合わせて、お花の色味を変更するなど仕事量は膨大です。それでも仕事から大きな充実感を得られることと、たまに自宅で両親と季節の花の話ができるようになったことは、私にとって転職してよかったと思えることです。
生花市場に行くことは、とても大切にしています。バラの花ひとつとっても色はもちろん、葉っぱの形がすごくカワイイ種類があったり、行かないと出合えないお花ってありますからね。こんなお花をお客さまにお渡ししたいなとか、このお花をどうしたらニコライ バーグマンの世界に落とし込めるかなど、考えるのも楽しいですね。
お休みの日は、ひとりで映画館に行くのが好きです。映画のジャンルとしては、さまざまな個性の面々が、協力してなにかを成し遂げるっていうストーリーが好きかな。『オーシャンズ11』シリーズや『アベンジャーズ』のような作品は大好きですね。
でも作品以上に映画館の雰囲気が好きかもしれません。何を見るかは映画館に行ってから決めることも多く、いまどんな映画をやっているか、あまり詳しくなかったりします(笑)。ミニシアター・単館系も行きますが、大型のシネコンでポップコーンとコーラを買って、大画面を見つめていると、日ごろの喧騒から離れてひたすら映画を楽しむと気分がリフレッシュされて、またお花への想像力が掻き立てられるんです。