週末の過ごし方
2028年に「アンバサダーパレスホテル台北」が開業!
台湾を代表する老舗ホテルと
パレスホテルがホテルマネジメント契約を締結。
2022.11.15

ラグジュアリーホテル「パレスホテル東京」や宿泊主体型ホテル「Zentis Osaka(ゼンティス大阪)」を手掛ける「株式会社パレスホテル」が、台湾にある「國賓大飯店(アンバサダーホテル)股份有限公司(こふんゆうげんこんす=株式会社)」とホテルマネジメント契約を締結し、「アンバサダーパレスホテル台北」を2028年に開業する。
1964年に開業した台湾初の民営5つ星ホテル「台北アンバサダーホテル」は、建て替えのため今年9月に閉館していた。パレスホテルとのパートナーシップのもと、新しいコンセプトにて最上質のラグジュアリーホテルとレジデンスを備えたツインタワーに生まれ変わる。
今回のパートナーシップ締結に際し、國賓大飯店股份有限公司の董事長(とうじちょう=取締役会長)である許 育瑞(きょ いくずい)と株式会社パレスホテルの代表取締役社長である吉原大介(よしはら だいすけ)は共に、「われわれには多くの共通点があり、そのケミストリーに運命を感じた」とコメント。双方のホテル会社を尊重し、ホテル名は両社の名を連ねた「アンバサダーパレスホテル台北」とした。

許 育瑞は、「アンバサダーホテルは、台湾初の民営による5つ星ホテルであり、60年近くにわたり国内外の多くのVIPの記憶に残りつづけ称賛を受けてまいりました、色あせない輝きを放つ唯一無二の存在です。このたびの建て替え事業では、伝統を継承しつつ、ハード面・ソフト面をさらに向上させてまいります。また、日本のトップクラスのラグジュアリーホテルであるパレスホテルがパートナーとなりますことを大変光栄に思います。双方の強みを最大限に発揮し、さらなる高みを目指し、歴史の新しい1ページを創り出すことを期待しております」とコメントした。
また吉原大介は、「2012年にパレスホテル東京がグランドオープンし10周年を迎えた節目の年に、國賓大飯店股份有限公司とパートナーシップを結べますこと、大変光栄に存じます。ともに半世紀以上の歴史を背景に持ちながらも挑戦を恐れず、新たなブランドを一から作り上げていく同志として、素晴らしいコラボレーションを実現できると感じております。互いに培ってきた歴史と文化が共鳴することで新たなホテルが誕生し、世界中のお客さまをお迎えできる日を心より楽しみにしております。“美しいこころで、感性をゆさぶる。”の企業理念のもとでこのご縁をつなぎ、スタッフの日々のたゆまぬ努力によって築き上げお客さまに育てていただいたパレスホテルブランドを、これを機に丸の内以外の地においても展開してまいります」とコメントを寄せている。
建て替え後の建物は、地下6階・地上23階建て。広さ50㎡から240㎡の106室の客室とともに、ガーデンラウンジやスパ、フィットネスジムなどを備えたラグジュアリーホテルに生まれ変わる。また、ホテル最上階に位置するバーや日本料理、ステーキハウスを含め全7つのレストラン&バーがオープン予定。インテリアデザインはパレスホテル東京と同じく、世界的建築家Terry McGinnity(テリー・マクギニティ)が率いる「G.A Group」が手掛ける。

アンバサダーパレスホテル台北
住所:台湾台北市中山北路二段63號
開業:2028年開業予定
構造:鉄骨造、地下6階・地上23階
(ホテルフロア:1階~22階、レジデンスフロア:1階~23階)
問/株式会社パレスホテル 03-3211-5278
Text:AERA STYLE MAGAZINE