AERA STYLE MARKET
冠婚葬祭で恥をかかないために
漆黒の略礼服を持っておくのが
知るべきビジネスパーソンのマナー。
2023.02.15
装いには5W1Hがあるというのが私の持論です。「いつ」「どこで」「誰と」「何を」「どういう理由で」と考えていけば、「どのように」着こなすべきかが必然的に決まります。センスとかトレンドと言われると気持ちが萎えてしまうビジネスパーソンも、ファッションを理論的に考えれば、難しくはありません。
装いの5W1Hの最たるもの、これは冠婚葬祭の着こなしでしょう。友人や親せきの結婚式に出席するときや葬儀に参列するときには、ブラックスーツに限ります。ここまでは、多くの読者諸氏も共有できているはず。ただ、「就活用のブラックスーツを冠婚葬祭でも着用していいですか?」という質問を受けることがあります。端的に回答を申し上げれば、「就活用のブラックスーツを冠婚葬祭で着用するのはNG」です。ソーシャルウエアとも呼ばれる略礼服や礼服は、漆黒といってもいい濃い黒で染められているもの。就活用のブラックスーツと略礼服をいずれも持っている方は、生地の黒の深さを比較してみるとわかるはずです。
アエラスタイルマガジン編集部がしっかりとセレクトしたものがそろうアエラスタイルマーケットに、漆黒(スーパーブラック)の略礼服をラインアップしています。体系が変わって着られなくなる以外は、ずっと長く着ることになるソーシャルウエアなので、トレンドに左右されないディテールであるものがおすすめです。そういった観点から、ジャケットはベーシックな二つボタン、ラペル幅は細くも太くもありません。パンツは、葬儀で畳に座る場合があるのを鑑みて、ツープリーツで若干余裕のあるシルエットになっています。
冠婚葬祭で黒い略礼服を着る機会は、突然に訪れます。恥をかかないためにも、きちんとしたものを準備するのが、ビジネスパーソンのマナーです。
※アエラスタイルマーケットでの販売は終了しました