週末の過ごし方

“伝統”と“快適”が同居する「現代の日本旅館」。

2023.03.15

1050_【星のや東京】外観見上げ_夕景ヨコ(メインビジュアル)
江戸小紋・麻の葉くずしをモチーフにした外観。

「星のや東京」がそびえるのは、徳川家康の家臣・酒井忠次の上屋敷跡という由緒ある土地。青森ヒバの一枚板を使用した木扉が開き、天井高5.5mの玄関へと進んだころには、ここが外資系ラグジュアリーホテルと一線を画した存在であることに気付くだろう。コンセプトは「塔の日本旅館」。上り框(かまち)で靴を脱ぎ、畳の心地よさを足裏で感じながら客室へと向かっていく。

1050_【星のや東京】客室_百合
畳の上にヒバ素材のオリジナルソファが置かれた客室。

ソファやベッドなど快適性の高い家具が並ぶ横で、竹素材のクローゼットや江戸小紋の矢羽根柄のスタンドライトなど、随所に和がちりばめられた内装。また各客室階に設けられた「お茶の間ラウンジ」では、ゲストがもうひとつの居室としてお茶や読書、昔ながらの遊びものなどを楽しめる。部屋から靴を履くことなく往来でき、24時間利用可能。使い勝手は抜群だ。

1050_【星のや東京】月見舟あそび_小名木川1
日本橋桟橋より小名木川をクルーズで巡るアクティビティ「東京・月見舟あそび」。
  • 500_【星のや東京】夕食_牛フィレと茸のコンソメ1
    日本の発酵文化に着目し考案された季節の夕食「Nipponキュイジーヌ」。
  • 500_【星のや東京】温泉_露天タテ(INBモデル)
    最上階の露天風呂。強塩泉の天然温泉が地下1500mから湧き出ている。

多様なアクティビティも星のや東京の魅力。周辺の老舗店を案内してくれるコンシェルジュ的サービス「お江戸マイスター」や、江戸の文化にちなんだ舟あそび、館内での茶の湯体験や雅楽鑑賞など、星のや東京にはこの街の魅力を再発見するきっかけが詰まっている。

星のや東京
東京都千代田区大手町1-9-1
0570-073-066
https://hoshinoya.com/tokyo/

<<<星のや東京を舞台にした「町田啓太と行く、近くて遠いTOKYOの旅。」はこちら

Text:Keiichi Izawa

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