接待と手土産

「HIGASHIYA」の棗(なつめ)バター
すべて実食! 自慢の手土産 #110

2023.07.06

「HIGASHIYA」の棗(なつめ)バター <br>すべて実食! 自慢の手土産 #110

ワインと相性抜群の大人の和菓子

私のヘビロテ手土産のひとつに「HIGASHIYA」の和菓子がある。南青山にある路面店には幾度となく足を運んでいるが、4坪ほどの小さな店内に、愛らしくも気品に満ちた和菓子がずらりと並んでいる。HIGASHIYAは、古来の伝統を守りながら、時代に合わせた新しさを和菓子に盛り込むことを信条としているが、その新旧のバランスが素晴らしいのだ。

中身のクオリティーの高さもさることながら、「包む」を「慎む」こととし、贈る側の慎みの気持ちを込めた外箱や包装が秀逸。藁(わら)や竹など身近な植物を巧みに使い、シンプルかつスタイリッシュに仕上げてあるから、感度の高い人へのギフトにも最適だ。

そんなHIGASHIYAの和菓子のなかでも「棗(なつめ)バター」は群を抜いて出番が多い。ワインが主役のホームパーティーには鉄板で、繰り返し持参してもいつも喜ばれるし、もしかすると今回も期待されているのでは?といった気にさえなる。ころんとしたルックスが愛らしく、木箱のままテーブルに出しても様になるし、真っ白な皿に並べるだけで、おしゃれ感が増す。

棗バターの棗にはナツメではなく、ナツメヤシ、すなわちデーツが使われている。干し柿やプルーンにも似たねっとり感とコクがあり、砂糖とは違う自然の甘みがある。木になっている段階で完熟する、いわば天然のドライフルーツで、食物繊維やカリウムも豊富だ。ひとつひとつ手摘みし、硬すぎるものや形の悪いものを省いた上質なナツメヤシだけを使用している。

そのナツメヤシの間に風味豊かな発酵バターとローストしたクルミを挟み込んだのが棗バターだ。甘みと塩味、香ばしさのバランスがとにかく絶妙で、なんとも言えないハーモニーを醸し出している。ナツメヤシ、クルミ、バターという、珍しくもない食材ばかりなので、自分で再現しようとしてみたが、到底マネのできるものではなかった。

ナツメヤシの間から顔をのぞかせるバターに多少の罪悪感を覚えつつも、それ以外には砂糖も食塩も使わず、ヘルシーな食材だけ。私はもっぱらワインと合わせていたが、店の方によればお茶はもちろんコーヒーにも合うとのこと。さらにギフトとしての出番が増えそうだ。

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HIGASHIYA man
東京都港区南青山3-17-14
営業時間/11:00~19:00
定休日/無休
価格/6個入り2376円・9個入り3564円 ※税込み
問/03-5724-4738
https://www.higashiya.com/
※南青山のほかに、HIGASHIYA GINZA、HIGASHIYA man 丸の内、オンラインショップにて販売中。

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