カジュアルウェア
ザ・ノース・フェイスの“親子コーデ”で楽しむ、
この夏のアウトドア・アクティビティ
2023.07.18
長く憂鬱(ゆううつ)だった梅雨もようやく終わりが見え、いよいよ本格的なサマーシーズンが到来。ここ数年のキャンプブームも手伝って、夏フェスや釣りといったアウトドア・アクティビティをファミリーで楽しむ人も多いはず。せっかく家族そろってのお出かけなら、着用アイテムやカラーなどをリンクさせた“親子コーデ”にチャレンジしてみてはいかがだろうか。選ぶべきは、野外でのさまざまなシチュエーションに対応する機能性とファッション性を兼備するアウトドアブランド一択。親子コーデで思いっきり遊んだこの夏の記憶は、家族にとって大切な思い出の1ページとなるに違いない。
リンクさせるカラーの分量に変化をつけて、
ぐっと洗練度を高めた装いに。
今回、紹介するのは、アウトドアフィールドのみならず、タウンユースにおいても絶大な支持を集めるザ・ノース・フェイスをメインにコーディネート。撥水性を備えたナイロンジャケットを主役に、基調となるアースカラーに小気味よいアクセントを添えるオレンジを家族でリンクさせた。同じオレンジでも、大人はトーンを抑えながら差し色として使い、子どもはメインカラーにするなど、色の分量を調節するとまとまりが生まれる。
【For Father】
お父さんにおすすめしたいのは、ポンチョタイプのシェルジャケット。ストレッチ性を備え、動きやすいのはもちろん、2.5層構造の防水透湿素材なので内側にこもる不快な蒸れを軽減してくれる。ゆったりとした身幅と長めの着丈は、裾部分を切り替えたヌプシショーツとも好相性。大きな荷物の出し入れに便利なロールトップ型のバックパックや、かかとを潰してサンダルとしても履ける2WAY仕様のアウトドアミュールをトーナルカラー(彩度の高くない主に褐色系の色)でまとめることで、ハットのオレンジがぐっと際立つ。
【For Kids】
お子さん用のウインドブレーカーは、スナップボタンでフードが取り外し可能。外したときにメタルボタンが肌に干渉しないよう襟の内側に収められ、静電気の発生を抑制する静電ケア設計を採用するなど、細部にまで心遣いが満載。キャンプや林間学校を想定して作られたオーバーオールは、撥水加工に加え、動きやすさを考慮したパターンが特徴。足元に目を向ければ、簡単に着脱できる軽量サンダルは、テントと屋外を頻繁に出入りする際などにその効果を実感できる。キャンプをモチーフにしたイラストをあしらったハットも含めて、性差を問わないカラーリングもポイント。男児がピンクを選んでもよし、女児がオールブラックでもOK。“子どもらしさ”や“男(女)の子らしさ”を押し付けないデザインは、子どもの自主性も尊重できる。
【For Mother】
シェルジャケットにコットン素材のワンピースを合わせた軽快なスタイル。ワンピースはリラックスシルエットに加えて、裾にスリットを配しているので足さばきも快適。ビブラム社製のソールで安定性とグリップ力に優れたスリップオンと合わせれば、アウトドアフィールドでも軽快に動くことができる。ジャケットはスタッフサック付きで、天候に応じて小さく折りたたんで持ち運べるのもうれしい。財布やスマートフォンなど、小物の収納に便利なウエストバッグは、ワンハンドで収納部にアクセスできる便利な片引きタイプ。たすきがけすれば、カジュアルな装いにニュアンスを加味し、ほどよいこなれ感を演出できる。
掲載した商品は税込み価格です。
Photograph: Koto Sato
Styling: Hidetoshi Nakato(TABLE ROCK.STUDIO)
Text: Tetsuya Sato