カジュアルウェア
ユニクロのショートパンツのなかでも
キャンプから街歩きまで使える名作はこれ!
ファッショントレンドスナップ193
2023.08.10
猛暑が続くとお出かけの前は、決まってショートパンツからコーディネートを考えることが多くなっていませんか。
そして、次に手に取るのは無難な無地のTシャツやポロシャツになりがち。涼しいのはいいけれど、なんとなくさえない格好……になってしまうという悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はショートパンツの脱マンネリ化を解決するアイデア&アイテムにフォーカス。定番アイテムを使いながらも、ほんのりトレンドを感じさせるコーディネートを解説していきます。
スナップのジェントルマンはショートパンツにTシャツですが、ゆる過ぎないコーディネートで、こなれ感があるように見えませんか。しかもショートパンツはユニクロです。
モデルがカッコいいからそう見えるだけでは?と、突っ込みを入れたくなる方もいるかもしれませんが、このコーディネートのポイントを理解すれば、誰でもこの雰囲気が再現できることがわかっていただけるはずです。
<コーディネートのポイント>
① 斜めがけにした無地のシャツとオレンジのミニバッグ。
シャツは、見せかけだけでなく、カフェなど冷房の利いているところでは、ボタンを留めずにサラっとはおれば冷え過ぎ対策に。バッグはコーディネートにスパイスを効かすためにビビットなカラーをチョイス。2つをまねするのは無理という方は、シャツだけでもOK。
② 太もも部分あたりに大きなポケットのついたショートパンツ
トレンドのカーゴパンツのような大きなポケットが付いているのですが、そこがあまり目立たない工夫がされています。本気のカーゴポケットは苦手という方には最適です。ベルトはアウトドア用のパンツによく見られるイージーベルト。このベルトの垂らしも重要。こうした小さなデザインの違いがコーディネートをアップデートしています。
こちらは、同じユニクロのショートパンツを着用していますが、キャンプ場とか高原リゾートの施設で夏休みといったシーンにもハマるという例。
ここではベージュのショートパンツに、オフホワイトのジップパーカをはおることでコーディネートを格上げ。朝晩冷え込む場所でのキャンプには最適のコーディネートではないでしょうか。
<コーディネートのポイント>
① ベージュ×オフホワイトというトーンをまとめ、ほんのり上品な雰囲気をプラス
ユニクロのドライEX UVカット フルジップ パーカは、この時期に着用することを想定した機能が満載。ただし、色はショートパンツとのバランスを考えるとオフホワイトがベスト。ベージュのトーンコーディネートは、ヨーロッパのセレブがバカンス中によく使う王道テクニック。余談ですが、サングラスのレンズの色とショルダーバッグの色を同色系でまとめている点も見逃せません。
ショートパンツや短パンとひとくくりに呼ばれているものは、デザインに大差はないと思い込んでいる人が多いと思いますが、実際には露出部分は小さいながらもデザインが凝っていたり、シルエットを微妙に変えるといった工夫がされているものが多く、そうしたところを見抜けるとコーディネートに変化が生まれます。
ユニクロのホームページを見ても、ショートパンツはカーゴショーツやチノショーツ、ウルトラストレッチドライEXショーツなど9種類以上(ステテコやセール商品含む)アップされていて、いざ購入となるとどれを買えばいいのか迷ってしまいがち。
個人的には今回スナップのモデルがはいていたショートパンツ(ユニクロの商品名はギアショーツ)がイチ推し。キャンプなどのアウトドアで使える機能性を持ちながらも、街着として使えるデザイン性の両方を兼ね備えている完成度の高い逸品です。
<商品>
ギアショーツ ¥2,990/ユニクロ
カラーはブラックとベージュ、オリーブの3色展開
※店舗によって在庫状況が異なります。
<お問合せ先>
ユニクロ 0120-170-296
<ホームページ>
https://www.uniqlo.com/
ウエストにはゴムも付いているので、ソフトなフィット感。ポリエステル系のベルトが一周されている一般的なアウトドア系のものは、ベルトで締め付ける感覚が強く、緩くするとずれ落ちがちというところを解決してくれています。これによって自転車や車に長時間乗ったときのウエストのストレスが、かなり軽減されます。
Dカンと呼ばれる、鍵やアウトドアの小物などを留めておくパーツが付いているのも見逃せません。
ヒップポケットの袋部分はメッシュで涼しくしていますが、サイドに付いた大型ポケットは裏も表も同じ生地。フラップ下には一般的なファスナーよりも水が侵入しにくいものを採用。このポケットは、きっと突然の夕立のときに役立つはず。
(注)防水ではないので、水に弱いモノをポケットに入れるときは必ず防水パックに入れてください。
ファスナーの引き手には、開け閉めが楽なように補助用のヒモ(ストラップ)が付いています。こんな細かな部分にも手を抜かないユニクロのモノづくりにハマってしてしまうのは私だけでしょうか?
Photograph & Text:Yoichi Onishi