調べ・見立て(見立て)
眼鏡を使用しているビジネスパーソンは90%!
上級者に見える眼鏡の使い分けを教えます。
編集長の「見立て」。#70
2023.10.10
アエラスタイルマガジンWEBには、ファッションやライフスタイルに関するビジネスパーソンのリアルな声を調査するアンケート機能があります。PCでもスマホでもサイト上の画面から投票すると、リアルタイムで回答のパーセントが変わっていくので、自分が多数派なのか少数派なのかがすぐにわかります。
今回のアンケートは、眼鏡について。「眼鏡を使用していますか?」と尋ねてみると、「使用している」90%、「使用していない」10%といった結果になりました。映画や海外ドラマを見ていると眼鏡をかけた日本人がしばしば登場して、違和感を覚えることがあります。ただ、アエラスタイルマガジンwebの調査結果を見る限り、「日本人は眼鏡をかけている」という演出はあながち間違っていないようです。
「ビジネスシーンにおいて眼鏡を使い分けていますか?」という質問に対して、「使い分けていない」35%がトップ回答ではありますが、眼鏡を使い分けているビジネスパーソンも数多くいることがわかりました。「スーツの印象によって使い分けている」32%、「業務内容によって使い分けている」7%、「気分によって使い分けている」が10%、「会う人によって使い分けている」11%という回答です。
コロナ禍以降、働き方は大きく変わりました。「業務内容によって」あるいは「気分によって」使い分けていると回答したビジネスパーソンは、その日どこで何をするのかによって眼鏡を替えているようです。例えば、出勤して大切なプレゼンテーションをするときには、押し出しが強い印象になる角形のセルフレーム眼鏡、自宅でデスクワークをするだけであれば、軽くてかけ心地のいいシートメタル素材の眼鏡といった具合です。また、年齢によっては老眼の進み具合が気になる場合もあります。PCを使う作業が多い日に、手元が見やすい度数の眼鏡にかけ替える方法もあるでしょう。
アエラスタイルマガジン読者のおしゃれ度数の高さを証明するように、「スーツの印象によって使い分けている」が32%もありました。ネイビーのスーツには黒いフレーム、茶系スーツにはこげ茶のフレームと、スーツと同系色のフレームを選ぶといいでしょう。そして、カッチリとしたウールのスーツにはセルフレーム眼鏡、機能性のある素材のセットアップにはシャープなメタルフレーム眼鏡というように使い分けるのも、賢い選択です。
「眼鏡を選ぶときに最も重視するポイントは?」という質問には、「デザイン」が69%と最も多く、それに「かけ心地」の14%が続きます。最近では、リーズナブルな価格で眼鏡を購入できるショップも増えました。その日の働き方や、どんなスーツを着るかによって、眼鏡を複数本持っておきたいものです。そして、もうひとつ大切なポイントをお伝えします。眼鏡のレンズが曇っていたり汚れていたりすると、視界が悪くなるばかりか、仕事相手から見られる印象が悪くなります。眼鏡のクリーニングやメンテナンスにまでしっかり気を配ってこそ、眼鏡おしゃれの上級者と言えるでしょう。