週末の過ごし方

「佐野史郎写真展 瞬間と一日」が
箱根「彫刻の森美術館」で開催中!

2023.11.01

「佐野史郎写真展 瞬間と一日」が<br>箱根「彫刻の森美術館」で開催中!
鷹尾俊一 《メタモルフォーゼ》 ©Shiro Sano

映画やドラマ、舞台、音楽、そして写真活動など幅広く活躍する、俳優の佐野史郎(さの しろう)による写真展「佐野史郎写真展 瞬間と一日」が、2024年1月14日(日)まで、箱根にある彫刻の森美術館で開催中。

佐野史郎写真展_プロフィール 400_1
佐野史郎 ©mewgull
1955年3月4日生まれ。島根県松江市出身。1974年東京神田神保町の美學校にて中村 宏より油彩画を学ぶ。1975年、劇団シェイクスピア・シアターの旗揚げに参加。1980年、唐十郎の劇団状況劇場に入団。退団後1986年、林 海象監督「夢みるように眠りたい」で映画主演デビュー。2006年、植田正治の写真を題材にしたショートフィルム「つゆのひとしずく」を監督。2008年東京と大阪のフジフイルムフォトサロンにて初の写真展「あなたがいるから、ぼくがいる」開催。

本展は、彫刻の森美術館2024年カレンダーのための撮影を依頼したことから実現。カレンダーに採用された作品は、野外彫刻美術館を題材にしており、デジタルカメラやフイルムカメラのほか、ピンホールカメラ(※1)という古典的な撮影方法も用いられている。小さな穴から差し込む光線を通じて像がフィルムに焼き付けられるピンホールカメラにより、独特な質感と精緻なディテールが生み出された。これらの作品は、昔ながらの技法と現代の視点が見事に融合し、写真家としての佐野史郎の原点を表現している。
※1 写真レンズを使わない、針穴(ピンホール)を利用したカメラ。

さらに、佐野家に保管されているアルバムや、これまでに撮影した作品と共に佐野史郎の写真活動をたどる「佐野史郎写真史」を自らつづり展示される。

佐野史郎写真展_フォト2 500_2
ガブリエル・ロアール 《幸せをよぶシンフォニー彫刻》 ©Shiro Sano
極彩色のステンドグラスの塔の中、針穴写真機を床に置いた。露光時間8分の間、螺旋階段を何人もの人が行き交う。だが、映し出された写真には一人として写っていない。
佐野史郎写真展_フォト3 500_3
紐を咥える少年〜ミャンマーの子供たち〜 ©Shiro Sano
佐野史郎の故郷、島根県松江市にある出雲の地は太平洋戦争時、空襲を逃れたこともあり、歴史的建造物など古来伝わるものが守られた。松江の実家は明治初期より残る古民家ゆえ、今もその頃からの写真が残されている。佐野史郎の父は母と結婚した際、記念にと二眼レフのカメラと現像機器一式をそろえ、撮影しては自分でプリントしていたという。また、母の実家は出雲大社にある写真館。平成12年、父が75歳で他界した後、思い立ってレンジファインダーのフイルムカメラを入手し、テレビ番組の撮影で仏教の聖地であるミャンマーを訪れたのを機に、意識的に写真を撮るようになった。

展覧会初日に開催されたトークショーで佐野史郎は、「このたび2024年のカレンダー撮影のご依頼を受け、一年をかけて箱根彫刻の森と美ヶ原高原に展示されている作品を中心に撮影を続けてまいりました。 さらには、こうして写真展も開催していただくことになりました。けれどそのことで、あらためて、なぜ写真を撮りつづけているのか? なぜ写真に魅せられるのか?という根源的な問いかけを自分に対してすることとなり、生い立ちをさかのぼって写真との縁をひもとく作業ともなりました。写真とは何か? 写真の起源にも触れようと、針穴写真にも挑戦いたしました。『瞬間と一日』のタイトルは、一瞬と一日、永遠が変わることなく、生ある今に等しく感じられたなら……との思いです。お楽しみいただけましたなら幸いです」と語った。

佐野史郎写真展_フォト4 1050_4
彫刻の森美術館 屋外展示場 ©Shiro Sano
「2024年彫刻の森美術館カレンダー」撮影では、季節ごとに表情を変える箱根の自然と、そこに突如として現れる人工造形物が切り取られている。

佐野史郎写真展 瞬間と一日
会期:2023年10月14日(土)~2024年1月14日(日)
会場:彫刻の森美術館 丸太広場キトキ
開館時間:9:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
料金:美術館入館料 大人¥1,600、大学・高校生¥1,200、中学・小学生¥800
休館日:なし(年中無休)
主催:彫刻の森美術館(公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団)
協力:東京リスマチック株式会社、サンケイ総合印刷株式会社、株式会社mewgull、吉原写真館
作品数:全89作品を展示予定
https://www.hakone-oam.or.jp/specials/2023/shirosano.photographyexhibition/

佐野史郎写真展_カレンダー 500_5
2024年彫刻の森美術館カレンダー ©THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM.

2024年彫刻の森美術館カレンダー
価格:¥1,540
サイズ:壁掛けカレンダー(使用サイズ縦30cm×横30cm)
※彫刻の森美術館ショップ、一部書店、amazonなどで販売中

掲載した商品はすべて税込み価格です。

問/彫刻の森美術館 0460-82-1161

取材協力/彫刻の森美術館

Text:AERA STYLE MAGAZINE

買えるアエラスタイルマガジン
AERA STYLE MARKET

装いアイテム

おすすめアイテム

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. 半蔵門『三貴苑』で“麺喰い”マッチも驚く<br>絶品つけめんに舌つづみ!<br>マッチと町中華。【第12回】

    半蔵門『三貴苑』で“麺喰い”マッチも驚く
    絶品つけめんに舌つづみ!
    マッチと町中華。【第12回】

    週末の過ごし方

    2024.04.12

  2. レザー製という意外性も新鮮<br>TUMI(トゥミ)<br>【勝負の鞄と靴。】

    レザー製という意外性も新鮮
    TUMI(トゥミ)
    【勝負の鞄と靴。】

    バッグ

    2024.04.10

  3. よりカジュアルに楽しめる!<br>本場イタリアを思わせる陽気なトラットリアとして、<br>青山グランドホテル20階に“大人の食堂”が誕生。

    よりカジュアルに楽しめる!
    本場イタリアを思わせる陽気なトラットリアとして、
    青山グランドホテル20階に“大人の食堂”が誕生。

    週末の過ごし方

    2024.04.10

  4. 発売を記念したポップアップストアも登場!<br>「ボス」のブランドアンバサダー・大谷翔平選手との<br>新作カプセルコレクションを発表。

    発売を記念したポップアップストアも登場!
    「ボス」のブランドアンバサダー・大谷翔平選手との
    新作カプセルコレクションを発表。

    カジュアルウェア

    2024.04.11

  5. なじみの街、浜松町「東海飯店」で<br>MCマッチ!?が餃子を頰ばり“生トーク”!<br>マッチと町中華。【第11回】

    なじみの街、浜松町「東海飯店」で
    MCマッチ!?が餃子を頰ばり“生トーク”!
    マッチと町中華。【第11回】

    週末の過ごし方

    2024.03.29

紳士の雑学