週末の過ごし方
標準色ではないガラスを、廃棄せずボトルに使用!
シャンパーニュメゾン「テルモン」が、
“19万3000色のグリーン”プロジェクト始動。
2024.02.28
“量よりも質”という観念を軸にサステイナブルな栽培法を採り入れ、ワイン&スピリッツ業界に革新をもたらす「レミーコアントロージャパン株式会社」が展開するシャンパーニュメゾン「TELMONT(テルモン)」は、業界内で最も精力的にサステイナブルに取り組むブランドとして、地球環境のために新たなる活動を開始する。
「In the name of Mother Nature(母なる自然の名のもとに)」プロジェクトを開始し、環境に最大限配慮した最高品質のシャンパーニュを造りつつ、2030年までにクライメートポジティブを、2050年までにネットポジティブを実現する初のシャンパーニュメゾンとなることを目標に掲げる「TELMONT」。これまで、ブドウ畑のオーガニック農法への転換や生物多様性の保全、透明性を維持したラベルの使用、最軽量シャンパーニュボトルへの移行、リサイクルガラス比率87%のグリーンボトルの使用、ギフトボックスの撤廃、空輸の廃止など、全体的なCO2排出量を削減し、サステイナビリティーへのコミットメントをひとつひとつ着実に達成しつづけてきた。
このたび、フランスのガラスメーカー「Verallia(ヴェラリア)社」と連携し、開始する新たなる取り組みは、“ガラスの色を元の色から別の色に変える際に発生するガラスを使用する”というもの。ガラスメーカーの炉では従来、色を変える際にロット全体で本数にして約19万3000本相当のガラスボトルが一定の基準に基づき廃棄されてきた。
標準色ではないだけで、クオリティーにはなんの問題もない高品質のガラスボトルをシャンパーニュボトルに使用することで、「TELMONT」のシャンパーニュ製品は色合いにバリエーションが生まれることになる。
シャンパーニュ業界にとっても、環境に配慮した取り組みに軸足を移していくうえでも画期的な本取り組みは、欧州でガラス容器包装をけん引するヴェラリア社の専門的な技術と熱意により実現できるもので、大量のエネルギーと資源を節約を可能にすることができる。
「19万3000色のグリーン」はまた、エレガンスと環境責任に同時に取り組むテルモンらしさを発揮する場でもある。地球環境に取り組みつつ最高のシャンパーニュ造りに取り組む「TELMONT」は、一本一本のキュヴェのために、自然からの恩恵を取り入れている。今回のプロジェクトでは、これまで利用されてこなかった高品質な素材を持続可能で責任あるアプローチを用いることで、その色合いを通じて、テロワールを反映するボトルの一本一本が、環境に配慮した取り組みに軸足を移していこうとするテルモンの姿勢を体現するものになる。
CEOのルドヴィック・ドゥ・プレシ氏は「2024年、テルモンはグリーン、そしてガラスボトルを根本から見直します!“19万3000色のグリーン”は私たちの哲学を示しています。私たちにとって持続可能性は制限でも制約でもなく、創造性と革新の基盤です。緑色の色調それぞれが環境に対する私たちのコミットメントを象徴しています。ボトルの色を変えるだけでなく、ワイン業界を一気に変革する意気込みです。母なる自然の名のもとに!」とコメントを寄せた。
掲載した商品はすべて税込み価格です。
取材協力/テルモン
Text:AERA STYLE MAGAZINE