特別インタビュー
華麗なる町田啓太。
アジアの次世代スポット「インスパイア」で、非日常を遊ぶ。
2024.03.18
つい先日、仁川国際空港にほど近い広大なエリアにその施設はグランドオープンした。その名は、インスパイア・エンターテインメント・リゾート(以下、インスパイア)。ホテル、カジノ、アリーナ、アート……。“非日常”があふれる一大施設を、町田啓太と訪ねた。
仁川国際空港からタクシーに乗り、15分ほど走らせると、広大な土地に展開する建物群が視界に飛び込んできた。インスパイアーー。ホテルやショッピングモール、カジノ、アリーナ、プールなど多様な施設とアトラクションを備える新世代エンターテインメントリゾートだ。初めて訪れた町田啓太は、車内から施設の全貌を素早くとらえつつ、そのスケールに、思わず感嘆の声を上げていた。
放送がスタートし、撮影が佳境を迎えている大河ドラマ『光る君へ』(脚本/大石静)は、約1000年前の宮中が舞台。そんな日本からわずか3時間足らずで現代エンターテインメントの最先端へと“タイムスリップ”してきたわけだが、驚きはこのあとも続く。施設内を歩けば歩くほど、テーマ性、色彩、デザインが町田の心をかき立ててきたのだ。
「中に入ってからずっと、いったいどこの国にいるんだろうという不思議な感覚を味わっていました。何か、特定の国を意識していない、限定していない感じがしたんです。カジノがあるからラスベガスっぽいようなところもあるけれど、必ずしもそうとも言えない。要所要所に立体アートがあるのは楽しく、レストランやバーもあらゆるジャンルがそろい、カジノやショッピングまで楽しめる。夜通し眠れない、いや、寝させないぞという時間の流れが漂っているなと思いました。ホテルステイでゆっくりというよりは、思いきり自由に楽しんでください、というメッセージなんでしょう」
カジノと共にインスパイアに生命力を与えているのは、1万5千人を収容するアリーナだ。韓国エンターテインメント界の揺るがぬ心意気を、町田は感じた。
「こういうホテル、カジノのある複合施設にああいうライブ会場があるというのがさすが韓国だな、と思いました。近年の韓国のエンタメ界は、ドラマ、映画、音楽とあらゆるジャンルでグローバルに楽しめるものを本当に一生懸命つくり続けていると思う。そして、そのための努力がまたえげつないぐらいすごい。時代のとらえ方も敏感だし、アップデートもものすごく早い。そんなアーティストたちにとって、1万5千人のセンターステージという規模感は最高なんじゃないかな。お客さんともいい距離感で、絶対に見やすいし、日本人を含め、もういろんなアーティストがここでやりたがると思います……
この続きはアエラスタイルマガジンVol.56で。
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町田啓太(まちだ・けいた)
1990年生まれ。俳優、劇団EXILEメンバー。映画『チェリまほ THE MOVIE〜30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい〜』『太陽とボレロ』『ミステリと言う勿れ』、テレビドラマ『テッパチ!』(フジテレビ系)、『ダメな男じゃダメですか?』(テレビ東京)、『unknown』(テレビ朝日系)、『漫画家イエナガの複雑社会を超定義』(NHK)など話題作に多数出演。大河ドラマ『光る君へ』にて藤原公任役を好演中!
Photograph: Sunao Ohmori(TABLE ROCK.INC)
Styling: Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Hair & Make-up: KOHEY(HAKU)
Text: Haruo Isshi