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【BLANC(ブラン)のサングラス】
来たるべき猛暑を乗り切る日焼け予防 &“涼やか”アイテム。

2024.07.29

【BLANC(ブラン)のサングラス】<br>来たるべき猛暑を乗り切る日焼け予防 &“涼やか”アイテム。

気象庁の長期予報によると、今年の夏もどうやら災害級の暑さになるという。それは、東京で「猛暑日」(最高気温35℃以上の日)が、観測史上初めて22日を記録した昨年に匹敵するほどであり、文字どおり“命に関わる暑さ”が連日続くことも予想される。とはいえ、通勤や外回りなど、灼熱の太陽のもと大汗をかきながら活動しなければならないのが、ビジネスパーソンの悲しい性(さが)。自分の体は自分で守るべく、酷暑に負けない美容アイテムと“涼やか”グッズを全5回にわたって紹介する。

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BM012 HAVANA ¥47,300 /ブラン ※価格はフレーム代 ¥36,300と度なしクリア調光レンズ代 ¥11,000(加工費込み)を合算した値段となります。

紫外線は、肌だけでなく目にも悪影響を及ぼすとこをご存じだろうか。強い紫外線を繰り返し浴びることで引き起こす慢性障害には、ドライアイや炎症につながる瞼裂斑(けんれつはん)、角膜の表面に凸凹が生じ、焦点が定まらない「不正乱視」を招く翼状片(よくじょうへん)などがあり、なかでも恐ろしいのが白内障だ。

白内障は、目の水晶体の濁りによって光が通りづらく見えにくくなるもので、失明原因の世界第1位でもある。そういったリスクを回避するためにも、季節を問わず恒常的なUVケアはもはや必須。今回、おすすめするのは、紫外線の強さでレンズカラーが変化する調光レンズを使ったサングラス。なかでも、2012年にスタートした日本発のアイウェアブランド、ブランの新作「BM012」を推したい。

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ブランをおすすめしたのには、いくつかの理由がある。まずは、調光レンズにクリア面が備わっていること。スーツやジャケットスタイルが軸となるビジネスパーソンにとって、TPOを考慮するとカラーレンズは通勤や外出時、さらに車を運転する際のみで、オフィスではクリアレンズが望ましい。ブランでは、調光タイプのレンズにも度を入れられるので、1本あればわざわざ掛け替えたりする必要はない。

次に、アイウェア専業ブランドらしいストレスの少ないフィッティング。これは、世界有数の眼鏡の産地である福井県鯖江市の職人たちの高度な技術に裏打ちされたもの。顔周りに着けるアイテムだけに、違和感のある付け心地は、気持ちの面でも仕事のパフォーマンス的にも悪影響を及ぼすだろう。

最後に、なんと言ってもビジネスウエアにモダニティを添えるコンテンポラリーなデザインを挙げたい。写真の「BM012」であれば、上品な印象を与え、掛ける人を選ばないウエリントン型がそのベース。天地幅を狭めに設定した横長シルエットに仕上げることで、クラシックとモダンの二面性を醸す。また、レンズの外側下方を斜め下に引っ張ったような独特のシェイプが、ほかにはない個性をさりげなく演出してくれるのだ。

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紫外線カット率は99%で、サングラスとしての機能は申し分なし。グレーレンズといっても目元が透ける薄いカラートーンなので、威圧感や気取った印象もなく、ビジカジはもちろんのこと、スーツスタイルにも違和感なくなじむ。顔なじみのよい鼈甲(べっこう)柄フレームは、着ける人の顔つきや髪色を選ばないため、誰でも似合いやすいという利点もある。

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今回、紹介した「BM012」以外にもラインアップは豊富で、千駄ヶ谷にある旗艦店「LHITE(ライト)」では、もちろん別のフレームを選んで調光レンズを入れることも可能。自分に似合うフレームとレンズカラーを選ぶ行為は、洋服のフィッティング同様に新たな発見や驚きが見つかるはずだ。しっかりと目を保護しながら、アイウエア通して新しい自分に出会えるとなれば、もはや調光レンズのサングラスを選ばない理由はないだろう。

問/LHITE(ライト) 03-5843-0100

掲載した商品は税込み価格です。

Text: Tetsuya Sato

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