スーツ
すべてユニクロ。賢くリーズナブルに装う令和のビジカジスタイルvol.1
2024.08.06
いまや日本国内のみならず、海外でも厚い支持を集めるユニクロ。適度にトレンドを押さえたカジュアルベーシックなイメージを抱く人も多いだろうが、実はビジネスシーンに適したドレスアイテムも豊富に展開している。そこで、オール ユニクロ製品で、夏から初秋に向けたオンスタイルのコーディネートを組んでみた。賢く時代を生き抜く現代のビジネスパーソンにとって、ユニクロという選択肢もビジネスウエアのニュースタンダードとなる。
タイトルでは、“ビジカジスタイル”とうたったものの、まずは正統派のスーツスタイルから紹介したい。大事な商談や勝負を分けるプレゼンなど、きちんとした装いで臨むべきシーンは数多く、第一印象で好印象をもたらすなら、これを利用しない手はない。
今回のルックは、人気の「感動ジャケット」と「感動パンツ」がメイン。2つボタン&フラップ付きポケットのシンプルなジャケットは、ほどよいラペル幅とすっきりとしたシルエットが端正なムードを後押しする。また、生地の良しあしが高級感に直結するスーツにとって、今回セレクトした「ウールライク」モデルは、品格と落ち着きを添えるので、チープな印象は皆無。シャツは「スーパーノンアイロンスリムシャツ」のボタンダウンタイプで、小紋柄のシルクネクタイを合わせたVゾーンが、爽やかさと誠実な人柄を印象付ける。
見た目の良さだけでなく、ジャケット、パンツ共にストレッチ性に優れた軽量な着心地。家庭の洗濯機で簡単に洗えて速乾性を備えており、アイロン入らずのシャツを含めて、イージーケアがうれしい。
ジャケットの裾からのぞくベルト(「イタリアンレザーステッチベルト」)も、もちろんユニクロ製。革の加工から見直してアップデートされた「イタリアンレザーベルト」シリーズは、ユニクロ担当者もおすすめする本格派である。イタリアの老舗タンナー「オーソニア」社の上質なレザーを使っており、使い込むほどに味わいを増すエイジングの表情や精緻なステッチワーク含めてこだわりの逸品だ。
今回、ネクタイやベルトといった小物類まで、すべてユニクロでそろえたもの。ドレスウエアにも力を入れていることを知らなければ、「ユニクロだけで全身揃えられる」というのは、意外な発見と言えるだろう。
身だしなみを整えることは、自己プロデュースだけでなく、周囲の人や仕事相手に安心感を与えるという意味もある。何より、清潔感のあるきちんとした装いは、“信頼”というビジネスに不可欠な要素を補完する重要な要素となるのだ。
問/ユニクロ 0120-170-296
掲載した商品は税込み価格です。
Photograph: Ryohei Oizumi
Styling: Hidetoshi Nakato(TABLE ROCK.STUDIO)
Text: Tetsuya Sato