俳優・松下奈緒がライカSL3を手に、
フランク・ロイド・ライト建築を撮影する

NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」（2010年）でヒロイン役を演じた俳優であり、この夏放送のテレビ朝日系ドラマ「スカイキャッスル」では、主演のセレブ妻を演じる松下奈緒さん。3歳からクラシックピアノを始め、ミュージシャンとしても活躍を続ける生粋のアーティストでもある。

実は2006年公開の映画「アジアンタムブルー」でカメラマン役を演じたことをきっかけに写真にハマり、以来、松下さんは趣味として撮影を楽しんできた。旅に行く時は必ずカメラを持って行くし、動物園でパンダやトラを撮るのも好きだという。家の近所でも桜や銀杏、犬など自分が好きなものを気軽に撮っていると松下さんは話す。

「ひとりで喜べるし楽しめる。私にとって最高の遊びが写真なんです。普通に歩いていたら気づかないことも、ファインダー越しに見ると新しい発見があったり。撮影した瞬間はよかったのに写真を大きくするとそうでもないなって思えることもあれば逆のこともあって。何かその一つじゃないところ、思い通りにいかないからこそ、いろいろなことを考えながら撮れる。ずっと続けられる趣味だなって思いますね」

そんな写真好きの松下さんに今回、フルサイズミラーレスシステムを採用したライカSLシステムの最新モデル、ライカSL3を体感してもらった。ライカのカメラはレンジファインダータイプのライカM（Typ240）と、フルサイズコンパクトタイプのライカQ2を所有している彼女にとって、両者とはタイプの違うライカSL3はどのように感じたのだろうか？

ライカSL3を手にした松下さんは、早速ファンダーをのぞき、操作感を確かめるようにやさしくシャッターを切った。その第一印象はモノとしての重厚感だ。

「カメラとして必要な重さがちゃんとあります。でもグリップが深くて、ダイヤモンドパターンの外装がしっかりと手に馴染むこともあり、見た目の印象よりも軽く感じますね。レンズを上に向けても下に向けても難なく撮れますし、出かける時にも気軽に持っていけるカメラだと思いました。ライカのロゴマークが大文字で、見た目がカッコいいから気分も上がります！」

そして、ライカSL3を手に取材場所となった自由学園明日館を被写体にして自由に撮影してもらった。フランク・ロイド・ライトが設計した名建築として知られる建物内をササッと移動しながら気になる場所を次々と写真に収めていく松下さん。

「シャッターを押した時の感触が深すぎず、浅すぎずで、M型ライカにも似た感覚で撮影することができますね。右手の親指と人差し指の位置に配置されたサムホイールと右ダイヤルの距離感がちょうどよく、シャッタースピードや露出補正値など細かな設定をストレスなく行える点も良いと思います」

ファインダーは576万ドットの高解像度と120fpsの高フレームレートにより、被写体を鮮明に映し出す。

「細かいところまで見やすいですよね。オートフォーカスのピントも手前なら手前、奥なら奥といった感じで合わせたいところに瞬時に合う。ちゃんと意思の疎通ができてイメージ通りの写真が撮れるカメラだと感じました」

また、ライカSL3では背面モニターに表示されるユーザーインターフェースを刷新。アイコンのデザインやサイズなどが変わり、より扱いやすくなっている。

「タッチパネルは使いやすかったです。反応も早くてISO感度の変更もスッとできました。アイコンが並ぶ間隔が広いので押し間違える心配もなさそう。私は縦位置の写真が好きなのですが、カメラを縦に構えると、それに合わせてアイコンも縦に変わるのはありがたいですね」

実際に撮影した写真をモニターで確認した松下さん。

「館内が薄暗かった分、光の入り方がすごくキレイで、陰影も美しく写すことができたように思います。本当に私が撮ったのかなって思うくらい、絶対的に写真が上手になった気持ちにさせてくれるカメラですよね。初めてライカのカメラを使った時にも思いましたが、独特の奥行き感や色の捉え方によって目の前の光景をドラマチックに表現してくれる。でも決して嘘ではない。その絶妙なバランスがライカの素晴らしいところだと思います」

カメラを趣味にするようになってから、写真を撮りたいという気持ちに引っ張られ、いろいろなところに出かけることが増えたと松下さんは話す。ライカSL3とともに行きたい場所は、夜の飛行場。展望デッキから飛行機を撮影してみたいのだそう。

「動くものにもしっかりピントが合うと思いますので、望遠レンズを使って夜空に光る飛行機を美しく撮りたいですね。たぶん私、撮影し始めたら、そこにずっと居ると思います（笑）」

撮影している時は無心になれると話す松下さん。多忙を極める彼女にとって、今回のライカSL3での撮影が、束の間の癒しの時間となったに違いない。

ライカSL3
フルサイズミラーレスシステムカメラ「ライカSL」の最新機種。撮像素子にトリプルレゾリューション技術を搭載した6000万画素35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサーによって、これまで以上に高精細な画質を実現した。オートフォーカス機能には、3つの検出方式を組み合わせた革新的なオートフォーカスシステムを採用。高速かつ正確なピント合わせが可能に。暗い場所での撮影に心強いボディ内手ブレ補正機構や、アウトドアシーンや悪天候での撮影にも安心なIP54相当の防塵防滴性能も備えている。ライカSLシステムが得意とする動画機能に関しては、8K動画を実現。プロの現場はもちろん、日常使いでも目の前の光景を味わい深く映し出す。￥1,100,000（税込）

https://leica-camera.com/ja-JP/photography/cameras/sl/sl3-black

松下奈緒（まつした・なお）
俳優、ピアニスト、歌手。1985年生まれ、兵庫県出身。2004年のデビュー以来、数々のドラマや映画で活躍。「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「朝だ! 生です旅サラダ」(朝日放送)にレギュラー出演、ラジオ「Grand Seiko presents My Time My Story」(TOKYO FM)ではパーソナリティを務める。5月には9枚目となるアルバム「souNds!」を発売。

ワンピース¥29,700(エス バイ シビラ／イトキン カスタマーサービス 03-6870-2304)、イヤリング¥46,200(TAKE-UP 03-3462-4771)、Tシャツ、デニム、スニーカーはスタイリスト私物

問／ライカカスタマーケア 0570-055-844

ライカSL3で撮影した松下奈緒さんの作品