週末の過ごし方

鹿児島県産の食材をふんだんに使った料理と酒を堪能する。
ルーフトップバー&ビストロ「THE ROOF」へ行こう

2024.12.24

鹿児島県産の食材をふんだんに使った料理と酒を堪能する。<br>ルーフトップバー&ビストロ「THE ROOF」へ行こう

鹿児島最大の繁華街として有名な天文館に新たなレストランが誕生した。その名も「THE ROOF(ザ ルーフ)」。桜島を眺望するルーフトップバー&ビストロだ。ホテル「FAV LUX 鹿児島天文館」の最上階に位置し、モーニング(宿泊者のみ)からディナーまで、オールデイでゲストのおなかを満たしてくれる。

フードイメージ

提供される料理は鹿児島県産の食材を使用したものばかり。その日に採れた新鮮な魚介類のオーブン焼きやカルパッチョ、かごしま黒豚を使ったグリル料理や鹿児島黒牛のハンバーグなど、多数ラインアップする。

メニューを監修するのは仲野智博シェフ。フレンチビストロ「eau(オー)」やビストロ&ベーカリー「VOLLON(ヴォロン)」など、愛知県の人気店を数多く手がける人物だ。

鹿児島県産ヒゲ長海老のカルパッチョウイキョウとバジル

名古屋の名店の逸品もお目見え

筆者はひと足お先に気になるメニューを味わってきた。まずは「鹿児島県産ヒゲ長海老のカルパッチョ ウイキョウとバジル」(¥1,300)から。ウイキョウとバジルが利いた新鮮な海老の味わいに舌鼓。料理のスタートにぴったりの一品だ。

ちなみにこのひと皿は、その日の仕入れにより海老ではない違う魚介類が楽しめる日も。目利きで選ばれた今が旬の海の食材をご堪能あれ。

  • しらすとカラスミのリングイーネ-発酵バターのせ
  • 自家製パン-発酵バター

続いていただいたのは、「しらすとカラスミのリングイーネ 発酵バターのせ」(¥1,900)。こちらは「VOLLON」の人気メニューのひとつ。しらすとカラスミの豊かな風味、そこに濃厚なバターが麺と絡み合い……“うまい”のひと言に尽きる。

天然酵母を培養した深みのある酸が特徴のパンドカンパーニュ「自家製 発酵バター」(¥300)も見逃せない。こちらも「VOLLON」の一品。外はパリッ、中はモッチモチの絶妙な食感で、メイン料理前に思わず食べすぎてしまうほど。

フォアグラと黒牛のカイエット

メインは「フォアグラと黒牛のカイエット」(¥2,800)を。カイエットとはフランス南部の郷土料理で、豚肉やレバーなどの挽肉を野菜と一緒にボール状に丸めて網脂で包み、焼いたもののこと。ひと口ほお張れば、肉のうま味が口いっぱいに広がり、幸せな気分になる。赤ワインとの相性も抜群だ。

骨付きかごしま黒豚のグリル-BBQソース

おなかが満たされてしまったので今回は味わうことを断念したが、「骨付きかごしま黒豚グリル BBQソース」(¥3,600)や「鹿児島県産 魚・貝のオーブン焼き」(¥3,500)といったメイン料理も気になる。次回足を運んだ際はぜひ味わいたい。

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左から、パッションローズ(¥1,400)、SAKURAJIMA/桜島(¥1,500)、ザ・ルーフ アイリッシュコーヒー(¥1,200)、テキーラスマッシュ(¥1,200)、ピンクマイタイ(¥1,400)

目にもおいしいオリジナルカクテル

同店の魅力は料理だけにあらず。酒好きにうれしいメニューも豊富に登場。ビールやワインはもちろん、ラム酒や地元の焼酎を使用したオリジナルカクテルをぜひ飲んでもらいたい。なかでも注目すべきは「SAKURAJIMA/桜島」。トンカ豆を漬け込んだ芋焼酎とメープルシロップでつくるオールドファッションスタイルのオリジナルカクテルだ。仕上げに炭化したオレンジを加え、噴火と火山灰をイメージした演出も。名前のとおり、桜島から着想を得た一杯にふさわしい仕掛けがされているのがたまらない。

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“見て楽しい、飲んでおいしい”ここだけのスペシャルなドリンクは開放的なテラスで味わうのがおすすめ。昼間は桜島を望みながら、夜は星空を眺めながら。鹿児島の新スポットで友人や家族と思い思いの時間を過ごしてみてはどうだろう。

THE ROOF(ザ ルーフ)
鹿児島県鹿児島市山之口町7-30 FAV LUX鹿児島天文館13階
基本営業時間/7:00~24:00(L.O.23:00)
モーニング 7:0010:00(宿泊者のみ)
ランチ 11:3015:00(L.O.14:30)
ティータイム 15:0017:30(L.O.17:30)
ディナー 金・土曜 17:3024:00(L.O.23:00)※日〜木曜 17:3022:00(L.O.21:00)

問/099-208-6611
https://the-roof.jp/

Text:Mayu Yamamoto

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