週末の過ごし方
キャセイパシフィック航空を選べば、
香港の旅が空港から始まる。
2025.01.07
![キャセイパシフィック航空を選べば、<br>香港の旅が空港から始まる。](http://p.potaufeu.asahi.com/879f-p/picture/29100955/6620c5121ca45323161b6b5ba9c92632.jpg)
せっかく香港に行くのであれば、行き帰りの空港や機内でも現地の雰囲気を満喫できるとより濃密な旅になるだろう。
香港の魅力に触れる全3回の記事。第3回は香港のフラッグ・キャリアであるキャセイパシフィック航空の魅力を紹介する。
![キャセイパシフィック02](http://p.potaufeu.asahi.com/df64-p/picture/29100956/6cef1956c6a6dc6f2c6098e85a1324bb.jpg)
まずはラウンジ。ファーストクラスやビジネスクラスに搭乗する場合や、「キャセイ」会員のシルバー会員以上など、一定の条件を満たす場合に利用できるのが空港にあるラウンジだ。条件に該当する場合は、ぜひ少し早めに搭乗手続きを済ませてラウンジでゆっくり過ごせば、ひと足先に香港を感じることができる。
![キャセイパシフィック03](http://p.potaufeu.asahi.com/5712-p/picture/29100957/e5553b5601c0de61ad4a1ddb892d12b9.jpg)
例えば、「羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジ」では、ソファに座ってリビングのようにリラックスして過ごせるスペースや、バーカウンターがあり、お酒をたしなみながらフライトまでの時間を楽しめるスペース、麺類などの食事を楽しめるスペースなどが用意され、気分や用途によって使い分けができる利便性の高さを誇っている。
![キャセイパシフィック04](http://p.potaufeu.asahi.com/0729-p/picture/29100958/fbf7d870173b134d34ab0ff637c08420.jpg)
食事は時間帯によって多少異なるが、麺類をはじめ、中華粥朝食、チャーシューまんなど香港らしいラインアップ。なかでも注目したいのは「担担麺」と「フレンチトースト」だ。
「担担麺」はクリーミーな味わいと舌触りでありながら、しっかりとした辛さも感じられる魅惑のひと品。「フレンチトースト」はこちらのキッチンを担当するホテルオークラのシグネチャーメニューで、一斤の食パンをおろすところから仕上げまですべてこの場所で作られている。中まで染み染みのしっとり食感がやみつきに。メープルシロップやホイップバターで味変も楽しめる。
![キャセイパシフィック05](http://p.potaufeu.asahi.com/3213-p/picture/29100959/45f3a74fd52dcaeee3e35420cfdd0e5e.jpg)
一方、キャセイパシフィック航空のホームとなる香港国際空港のラウンジは、やはり本拠地ならではの充実度。3つのビジネスクラスラウンジと2つのファーストクラスラウンジを備えている。
![キャセイパシフィック06](http://p.potaufeu.asahi.com/6b52-p/picture/29100960/f05e064dc41d4e6eb4ce227e5ed00fc4.jpg)
例えば、「ザ・ピア」ファーストクラスラウンジには、飲食を楽しめるザ・ダイニングスペースやザ・バーのほか、仮眠や読書などができるザ・リトリート、マッサージサービス、アメニティも完備したシャワースイートなどがそろう。
旅の疲れを十分に癒やしてから、帰国の途に就くことができるのだ。
![キャセイパシフィック07](http://p.potaufeu.asahi.com/7b4b-p/picture/29100961/177548c45060232f8a8a3daf6510bb03.jpg)
飲食が充実しているのが「ザ・ピア」ビジネスクラスラウンジ。さまざまなお茶が用意されたティーハウスや、点心や麺類、中国の名物料理を楽しめるザ・ヌードル・バー、プロのバリスタによる入れたてのコーヒーが味わえるコーヒー・カート、タパスやサラダ、サンドイッチ、デザートが並ぶフードホールがあり、おなかを空かせてから利用したいほど、多くのメニューがそろっている。
![キャセイパシフィック08](http://p.potaufeu.asahi.com/2c55-p/picture/29100962/40ed6b9209a2c3ab8de109e64e479f3d.jpg)
![キャセイパシフィック09](http://p.potaufeu.asahi.com/700d-p/picture/29100953/3b6f7382267e83b7cc3aed55f4a05035.jpg)
「ザ・ピア」ビジネスクラスラウンジでぜひ食べておきたいのは、やはり麺類! 例えば、担担麺。どろっとしたスープが麺によく絡み、味わいはマイルド。ゴマの風味も利いたひと品だ。ぜひ「羽田空港キャセイパシフィック・ラウンジ」の担担麺と食べ比べたい。
ほかにもピザやパスタなどさまざまな料理がおなかを満たしてくれる。また、キャセイパシフィック航空の特製クラフトビール「ベッツィービール」にも注目! 軽快な喉越しやホップのうま味、にが味をしっかりと感じられる味わいが魅力で、旅の締めにふさわしい一杯になるだろう。
ぜひラウンジで旅の余韻を楽しみたい。
![キャセイパシフィック10](http://p.potaufeu.asahi.com/c887-p/picture/29100971/f5c0c74e15b040aaf1c1eedb8bd7b07f.jpg)
ラウンジで過ごしたあとは、いよいよ機内へ。キャセイパシフィック航空では2024年10月に新たなビジネスクラスシート「アリア・スイート」を導入。さらには新プレミアム・エコノミークラスシートを搭載したB777-300ERのキャビンの刷新を行うなど、進化を遂げたばかり。
そのかいもあってか、航空業界における優れたデザインと顧客体験を表彰する「デザイン・エア・アワード 2024」にて、「デザイン・エアライン・オブ・ザ・イヤー アジア2024」「ベスト・ニュー・ビジネスクラス2024」「ベスト・ニュー・プレミアム・エコノミークラス2024」の3賞を受賞する快挙を達成。
今、世界でトップクラスに快適な航空会社なのである。
![キャセイパシフィック11](http://p.potaufeu.asahi.com/6c92-p/picture/29100972/bbf991768a342f080b08c4a8049eb5ff.jpg)
「アリア・スイート」は、半個室状態の空間に加えて扉も付いているので、眠る際は他人の目を気にすることなく、安心して横になることができる。
また、調節可能な照明や高速のワイヤレス充電ポート、ワイヤレス充電ステーション、ノートパソコンや本を入れられる収納なども備えているので、寝室のようにも書斎のようにも使えるのがありがたい。
![キャセイパシフィック12](http://p.potaufeu.asahi.com/c387-p/picture/29100970/faf45cf49eb2d0ff43b6c167dc1a1348.jpg)
機内エンターテインメントもコンテンツ豊富で、2023年のスカイトラックス・アワードで世界一に輝いているほど。例えば、映画を観たい場合、最新映画をはじめ、中国映画やアジア映画、ドキュメンタリー、伝説的な人生などキーワードを手がかりに気になる作品を見つけることができるようになっている。なかにはサブカル好きに人気の映画会社A24による作品も(2024年10月現在)。
もちろん機内食だって充実。香港の一流シェフやレストランと提携し、香港ならではの味わいや、世界各国のモダンな料理、ベジタリアンフードなどを堪能することができる。
長距離路線であれば、搭乗クラスにかかわらず、ベッツィービールが飲めるのもうれしい。
ラウンジから機内に至るまで。道中も余すところなく香港を楽しめるのがキャセイパシフィック航空なのだ。
取材協力:香港政府観光局
Photo & Text:Hiroya Ishikawa