週末の過ごし方

日本初上陸。フォーシーズンズホテル大阪で
ミシュラン三つ星シェフが手がける「フレンチ×鮨」を堪能!

2025.03.28

日本初上陸。フォーシーズンズホテル大阪で<br>ミシュラン三つ星シェフが手がける「フレンチ×鮨」を堪能!

EXPO 2025が4月に開幕する。新たな注目スポットが続々とオープンを遂げ、街全体が大きく躍進しつづける大阪。ラグジュアリーホテルやレストラン事情も進化がめざましく、なかでも水都・大阪の街並みに溶け込む新たなランドマークとなっているのが、昨年夏にオープンした「フォーシーズンズホテル大阪」だ。

  • 02外観1
    明治時代から水運に支えられて商業の街として発展した大阪。フォーシーズンズホテル大阪のある堂島は、水路を中心とした現代的な建築や歴史ある街並みが広がる、大阪を象徴するエリアのひとつ。プライベートクルーズなど、水都を楽しむアクティビティも充実。
  • 03グランド畳スイート
    28階のワンフロアを占める特別コンセプトフロア「GENSUI(玄水)」の一室、グランド畳スイート。東京・八雲茶寮、SABOEなどの洗練された茶の湯文化を発信するシンプリシティがフロア全体のデザインを手がけている。

旅館をモダンに解釈したワンフロア全室畳敷きの特別コンセプトフロア「GENSUI(玄水)」をはじめ、175室の客室、7つのレストラン&バー、温浴施設、ウェルネススパなどを完備。日本らしさを随所に採り入れたラグジュアリーと大阪のローカルを同時に体験できる、新たなラグジュアリーホテルの魅力が詰まっている。

そんな大阪の新たなランドマークホテルの最上階37階に昨秋オープンしたのが、「鮨 ラビス 大阪 ヤニック・アレノ(Sushi L’Abysse Osaka Yannick Alléno)」。このお店のプロデュースを手がけるのは、フランスで三つ星レストランを2軒同時に手がける唯一無二のスターシェフ、ヤニック・アノレ氏だ。モダンフレンチの巨匠であるヤニック・アノレ氏が手がけるレストランは、なんと日本初上陸! ビジネスパーソンもチェックしたい、新しい鮨とフレンチの世界を堪能できる、注目の美食スポットでもある。

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ヤニック・アノレ氏/1968年、フランスのピュトー生まれ。フランス料理界を代表するスターシェフ。現在フランス国内にミシュラン三つ星 レストランを2軒同時に持つ、唯一の存在。2007年には、40歳の若さで三つ星の栄誉を得る。2014年満を持して自身の名前を冠した『Alléno Paris』をPAVILLON LEDOYEN内にオープン、翌年2015 年にミシュラン三つ星を獲得して以来、その地位を保っている。2017年フランス・クールシュヴェルの『LE 1947』でも三つ星を獲得し、 名実共にフランス・ナンバー1の地位を手にした。現在、フランス、モロッコ、ドバイ、中国、香港、韓国など、世界各地に18店舗を展開している。

「初めて日本を訪れたのは、1988年です。そのときに札幌に3週間滞在し、そこでいろいろなものを見て、食べて、すばらしい経験をしました。3週間という凝縮された時間は、僕のシェフとしての人生を変えたと思っています。その後、40回以上来日していますが、ジャーナリストの故・増井和子さんのおかげで、たくさんの日本食や職人との縁をつなげてもらいました。私の日本の食文化への興味を深めてくれた大切な友人です」(ヤニック・アノレ氏)

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料理の仕上げに真剣なまなざしのヤニック・アノレ氏。自身が手がけるレストランが日本初オープンを迎え「とにかくうれしいですし、誇りに思っています。と同時に、やっとオープンできた!というホッとした気持ちもありますね」と話す。

以前、日本滞在時に寿司職人に弟子入りしていたという情報を聞いたことがあるとヤニック・アノレ氏に投げかけると、「弟子入りはしていませんよ!」とにこやかに笑いながら、日本の寿司との出合いを教えてくれた。

「寿司との出合いは、寿司の名店『水谷』の鮨職人である水谷八郎さんを和子さんが紹介してくれたのがきっかけでした。私自身、弟子入りはしていませんが、彼のすばらしい鮨職人としてのスタンス、寿司を握る美しい所作は今でも記憶に残っています。私は若い頃に、和食や日本酒など、深い日本の食文化に触れることができて、そのことがものすごくラッキーだったと思っているんです」

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「L’Abysse(ラビス)」は、フランス料理に革新的なアプローチを続けるヤニック氏が手がける江戸前鮨レストランだ。フランスのパリ、モナコのモンテカルロ、そして日本のフォーシーズーンズホテル大阪で世界3店舗目。各都市でどのような特徴を持つのだろうか?

「L’Abysse(ラビス)のコンセプトやフィロソフィーは3店舗とも一貫していますが、いちばんの違いは使う食材でしょうか。これは必然で、その土地その土地で、旬やおいしいものは違う。その土地でいちばんおいしいものを提供したいですからね。先ほど、ラビス大阪の料理長である安田さんとも話をしましたが、素材はもしかしたら3店舗のなかで大阪がいちばんいいんじゃないかなって。日本は魚の種類が多いですし、とにかく選択肢が豊富。何よりも『何がおいしいのか?』をわかっている人が多いですよね」

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「鮨 ラビス 大阪 ヤニック・アノレ」の料理長を務める安田 至氏。直近ではシンガポールの人気寿司店「はし田シンガポール」にてヘッドシェフを務める。約30年間、割烹や日本料 理に関わりつづけ、2024年10月「鮨 ラビス 大阪 ヤニック・アレノ」大阪店の料理長に就任。

約30年間、割烹や日本料理の道でキャリアを重ねてきた安田 至氏が料理長を務める「鮨 ラビス 大阪 ヤニック・アレノ」は、個室を含む24席。大阪の街並みを一望できる開放感のあるぜいたくな空間で味わう鮨コースは、世界随一のヤニックシェフのモダンフレンチのテクニックと、安田料理長の和の技術が呼応するイノベーティブな美食体験だ。

  • 08Endive
    「エンダイブとトレヴィスのサラダ」。お寿司のように手でつまんで味わう前菜の一品。
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    シェフが厳選した季節の食材を堪能できる、繊細な技術が光る江戸前鮨。
  • 10Strawberry-2
    ヤニック・アノレ氏の考案デザート「イチゴの砂糖窯焼き、ウイキョウ」。塩釜をイメージした甘味。
  • 11Miso-Icecream
    「味噌アイスクリーム」。お味噌のコクと塩気、甘みのバランスが絶品。

旬で新鮮な食材をぜいたくに味わえるおまかせコースは、エモーションと呼ばれる前菜、握りやスープからなるメイン、甘味の三部構成。カウンター越しに職人の細やかな仕事や所作を堪能しながら、「L’Abysse(ラビス)」ならではのフレンチ×鮨を、シャンパン、日本酒、ワイン(ノンアルもあり)のソムリエによるペアリングを含め、昼夜問わずに楽しめる。

大阪の新たな魅力を象徴するラグジュアリーホテルで、ぜひ新たな食体験を。

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鮨 ラビス 大阪 ヤニック・アレノ
<Sushi L’Abysse Osaka Yannick Alléno>
営業時間/ランチ12:00〜15:00、ディナー 18:00〜21:00
席数/24席(個室席6席含む)
ランチ おまかせコース¥20,000〜、ディナー おまかせコース¥35,000〜
大阪府大阪市北区堂島2-4-32 フォーシーズンズホテル大阪37階
問/06-6676-8591
https://www.fourseasons.com/jp/osaka/dining

Interview &Text:Ai Yoshida

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