小物

SHOWCASE
硬・軟のさじ加減が絶妙
ラテン系高感度フレーム

2025.05.21

始まりのシーズンにふさわしい、気分を高めてくれるアイテムを厳選。

SHOWCASE2_メガネ 1000_1
(上から)日本人の顔にもマッチしやすいスクエアタイプの「アルペジオ2」。ブラウンのデミ柄は服装を選ばない万能型。¥46,200、クールな黒縁フレームかつエッジの利いた造形を誇る「アダージョ7」。顔周りが知的に引き締まる。¥46,200、クリアグリーンが美しい「アレグロ1」。フラットなフレーム上辺と幅広テンプルが印象的。¥46,200/すべてロッツァ(デリーゴジャパン 03-6265-4878)

「メガネ男子」という言葉がある。これは眼鏡を掛けることで、知的かつクールに見える男性を肯定的にとらえた文言だ。ともすると「ガリ勉」の必須アイコンだった眼鏡だが、多様性時代の昨今では、イメージアップの小道具として、新たな支持を得ているのである。

なかでも理知的な印象を持つと同時に、ファッションとも相性の良いフレームがクラシカルな樹脂タイプ。ただし、ウェリントン型やボストン型を筆頭とする王道フレームはクラシック=定番ゆえに他人と差別化を図りにくい部分がある。

そこで注目したいラテンな洒落感を隠し持つイタリア発のクラシック眼鏡。1878年創業のロッツァは、イタリア経済開発省も認定する優良ブランドだ。ポイントは定番格のウェリントン型においても、シャープな直線を採り入れたり、芯金にデコラティブな模様を刻んだり、力強い太枠を採用するなど、絶妙なアレンジを加えているところ。奇をてらったデザイン眼鏡はビジネスシーンでは禁物である。しかしどうせ新調するなら、出会った人の印象に刺さる洒落た一本でありたい。ロッツァの新作フレームは、ビジネスの品格を保ちつつ、顔周りを洒脱に引き立ててくれる逸品ぞろい。この春は「ビズ系・メガネ男子」でスタートしよう!

「アエラスタイルマガジンVOL.58 SPRING / SUMMER 2025」より転載

Photograph: Tetsuya Niikura(STUDIO29)
Styling: Masahiro Tochigi(QUILT)
Text: Tsuyoshi Hasegawa(TRS)

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