小物

SHOWCASE
爽やかに記憶に残る
目に見えない身嗜(みだしな)み

2025.06.04

始まりのシーズンにふさわしい、気分を高めてくれるアイテムを厳選。

SHOWCASE4_香水 1600_ 1
紳士の国のフレグランスらしく、洗練された香りのコロンがそろう。ブランド初となるこのメンズコラボ香水は、話題性も抜群。(右から)アッサム & グレープフルーツ¥32,890、バーチ & ブラックペッパー¥32,890、アンバー & パチョリ¥32,890、ウイスキー & シダーウッド¥32,890 各100㎖/すべてジョー マローン ロンドン(ジョー マローン ロンドン お客様相談室 0570-003-770

装いとは何も衣服のみを指す言葉ではない。かつてマリリン・モンローがインタビュアーから「夜は何を着て寝ますか?」と問われ、「シャネルの5番だけ」と答えたのはあまりにも有名。そう、香りが装いのひとつであることは、あのセレブも認めるところなのである。

往々にして男性の装いはプレーンな定番スタイルに落ち着きがち。場合によっては他人と区別が付けづらいコーディネートになることも。そこで活用したいのが、服、小物に次ぐ第三のアイテムとなる香りの小道具だ。すれ違った際にフワッと漂う得も言われぬ芳香は、視覚のソレと同様に深く記憶に残るものなのだ。

なかでもジョー マローン ロンドンは、男心をつかむエッセンスに満ちた香り作りの名手。ブランドの歴史こそ創業1994年と浅いものの、ウィリアム王子とキャサリン妃の婚礼式用キャンドルを手がけるなど、英国王室も一目おく実力派だ。そしてその新作として、今季サヴィル・ロウの老舗テーラー、あのハンツマンとのコラボ製品をリリースし話題となっている。

はやりに乗ってあれこれスタイルを変えるのは確かに慌ただしい。であれば服装を覆う空気に変化を付けてみよう。新しい香りで気分も変わる。見えないお洒落も、またお洒落。

「アエラスタイルマガジンVOL.58 SPRING / SUMMER 2025」より転載

Photograph: Tetsuya Niikura(STUDIO29)
Styling: Masahiro Tochigi(QUILT)
Text: Tsuyoshi Hasegawa(TRS)

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