週末の過ごし方
ようこそ♪ スナック アンジェリーナ
ビジネスパーソンのお悩み相談室。
2025.06.20

世代の違いに驚き、悩み、戸惑う。そんなジェネレーションギャップによって人生の迷子になってしまった壮年のビジネスパーソンが夜な夜な集うスナック・アンジェリーナ。数々のしゃべりのプロをうならせる下町育ちの23歳、アンジェリーナ1/3がママに扮し、人生という路地裏に迷い込んだオジサンたちに、明日への希望の光を照らすべくお悩みを解決します。今回は、世代間のコミュニケーションにおけるお悩みが集結。それではスナック・アンジェリーナ、今宵も開店~。

Q. 優しく注意したつもりがパワハラと言われてしまい…。
若手にとってどこが境目なのでしょう?
連絡してもいいですか?

A. 自分では優しく言ったつもりでも、受け取る側からすればパワハラとなってしまうことって十分にあり得ると思います。どの部分がパワハラと感じたのかを、まず理解すべきでしょうね。でも、正直に言えば今の世の中は言ったもの勝ちな部分もあると思うんです。だから、部下に対して注意や指導を行う場合は、第三者を同席させたほうがいいと思います。
中立的な立場でジャッジできる人を入れることで、トラブルってある程度回避できるはずです。本当は、普段から信頼関係を築くことが理想ですけど……今の世の中だとちょっと難しいのかなぁ(涙)。その努力をしつつも、お互いが水掛け論にならないように工夫するのが、正解なんでしょうね。
Q. 飲みにケーション賛成派の20代女性会社員ですが、
昨今上司から軒並み距離を置かれています。
距離を縮めるにはどうすれば?

A. こう思っている人って、今の若い人の中で結構増えていると思います! 部下という立場を大いに利用して、思い切って飛び込んでみたらいいんじゃないかな。ワタシも飲みに行きたいなって人がいたら、ガンガン誘います(笑)。
でも、上司からすれば、部下と飲みに行くことそのものが、今の世の中的にNGと考えている人もいるか……。もしくは、社交辞令と捉える人も。特に女性相手だとね。だから、普段からハードルを下げておくといいと思います。お昼ご飯に誘うとか、一緒の外回りで直帰するときに“ついで”感を出して飲みに誘うとか。いざ飲みに行ったら、お互い世代のギャップを楽しむこと。ダメ出しやマウントの取り合いはNG!
Q. 娘が彼氏を家に連れて来るそうです。
何を話せばいいですか?

A. 早くに父を亡くしているのでこんな経験はできないんだけど、もしワタシだったら彼氏に対して娘自慢してほしい。娘がいかにかわいいか、それを一番わかっているのは自分だぞって、これを越えられるかわいいエピソードあるか!?って(笑)。
ワタシはその光景を見て、父に対しても、その話に耳を傾けている彼氏に対しても、両方にグッときちゃうもん。二人ともワタシのことを好きな人同士だから、共感する部分が出てくると思うんです。そうすると、自然と仲良くなれるんじゃないかな。あとは、彼氏がお酒を飲むなら自分の好きなお酒を、音楽が好きなら自分の好きな音楽を流しておくのもオススメ。ワタシの父だったら……絶対お酒だったはず(笑)。
アンジーママの格言
「普段から信頼関係を築けたら最高ですね!」

アンジェリーナ1/3
2001年、東京生まれ。6人組ガールズバンド「GacharicSpin(ガチャリック スピン)」のマイクパフォーマーとして活躍する傍ら、歯切れのいいしゃべりでコメンテーターとしても出演。2025年4月からは、TOKYO FM/JFN「SCHOOLOF LOCK! 」(月-金)、TBSラジオ「Angie Radio!!~夢は口に出せば叶う! ~」毎週日曜12:00 -12:55出演。GacharicSpin結成15周年記念アルバム「Feast」が発売中。
詳細はhttps://www.gacharicspin.com/
Photograph: Sunao Ohmori(TABLE ROCK.INC)
Styling: Yuka Okumura
Hair & Make-up: Yuka Saeki
Illustration: Rie Kuriyama
Text: Masafumi Yasuoka
Edit: Ai Yoshida Special
Thanks: Snack LZA