ジャケット
レジェンドデザイナーの小粋なカラーリングで活用度大
この春、手に入れたい旬のノーカラージャケット【タケオキクチ】
2026.04.09
※セットアップ可能。共布パンツが別途あり
ファッション全体でエフォートレス、ジェンダーレスは見逃せないキーワード。シャツやニットで体を締め付けないゆったりしたシルエット、男性でも女性でも着られるようなデザインが主流になっている。そうしたトレンドはジャケットにおいても同様で、ノーカラージャケットは象徴的なアイテムのひとつ。襟がないことでよりリラックスした着心地となるうえ、首まわりがすっきり。カーディガンのように気軽にはおれて、かっちり感もキープできる。ニットやTシャツとの相性も抜群だから、春夏シーズンは特に活躍しそう。そこで、アエラスタイルマガジンがおすすめする旬なノーカラージャケットを紹介。
1980年代のDCブランドブームをけん引した菊池武夫。メンズファッションのレジェンドであり、今も自らの名を冠したブランドでクリエィティブディレクターを務めている。紳士服の基本に遊び心が加えた洒脱さは、発祥のロンドンよりもドーバー海峡を越えたパリのセンスに近い。
今季のノーカラージャケットにはフランスの大手生地メーカー「CARREMAN」が使われているが、それ以上にエスプリを感じさせるのが色使い。こちらはモカブラウンで、ベージュほどの黄色みはなく、通常のブラウンより大人っぽさを感じさせる絶妙のカラーリングだ。Vゾーンはやや深め。計算された立体的なパターンのおかげで開けたときにフロントが広がりすぎず、品格を感じさせるのはさすが。ストレッチ素材による適度なフィット感も申し分ない。カーディガンのようにさっと羽織る単品使いももちろんOKだが、セットアップの別売りパンツを合わせてみるのもおすすめ。ワンタック入りで腰まわりにゆとりを持たせつつ、スリムテーパードのシルエットで美脚効果もあり、スーツとしてオフィスカジュアルにも使える応用力がある。
マシンウォッシャブルでデイリーケアも手軽。ありそうでない大人っぽいカラーリングで、春夏はもちろん、秋までヘビーローテーションとなりそうだ。
Photograph: Ryohei Oizumi
Styling: Hidetoshi Nakato(TABLE ROCK.STUDIO)
Text: Mitsuhide Sako(KATANA)