調べ・見立て(見立て)

編集長の「見立て」。
シャツやスーツのクリーニングは、どうするのが正解!?

2019.09.20

山本晃弘 山本晃弘

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「クリーニング店に何を出していますか?」という質問に対する回答は、「ワイシャツ」が46%、「スーツ」が42%と高い数字になりました。アエラスタイルマガジン読者の多数がビジネスマンであることを考えると、当然の結果と言えるでしょう。

アイロンいらずの形状記憶の機能性シャツを購入して、自宅で洗濯する人も増えてきました。それでも、パリッとアイロンをかけたシャツの美しさは、ビジネスマンの凛々(りり)しさを数段アップさせるのは間違いありません。自分自身でシャツのアイロンをきちんとかけるおしゃれ上級者もいます。ただし、毎日シャツを着用するビジネスマンにとっては、上手にクリーニング店を活用するのが現実的な選択です。

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「クリーニング店を選ぶとき最も重視することは何ですか?」には、46%が「仕上げの良さ」と回答。「料金」と回答した24%を大きく上回った数字になったのは、頼もしい限りです。シャツの襟をフンワリと立体的に仕上げてくれるかどうかを見極めるために、ご近所にある何軒かのクリーニング店にシャツを一枚ずつ出して比較してみるのをおすすめします。

私自身がシャツをクリーニングに出すときには、気を付けているポイントがあります。それは、「糊なし仕上げで」と注文すること。糊をつけるとシャツがパリッとなったように感じますが、生地の風合いが失われてしまうのです。

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襟汚れなどを効果的に落とすためには、何枚もためずに着用後できるだけ速やかにクリーニングに出すほうがいいでしょう。少なくとも「週1回」、できれば「週1回以上」のペースが望ましいと思います。襟の黄ばみや袖のカフスのすり切れが出てきたら、そのシャツは寿命をまっとうしたと考えてください。そういったシャツを着用していると、ビジネスマンとしての信頼感を失うことにつながりかねません。

もうひとつ、クリーニングに関する意外なトピックを紹介しておきましょう。スーツやジャケットのクリーニングは、シーズンに1~2回にとどめたほうがいい。そのほうが、天然素材の風合いを失わず、結果的にそのスーツやジャケットを長く着用できるからです。一度着用したら、ハンガーにかけてスーツを休ませる。そのときのハンガーは、肩のラインが崩れないように立体的なものを選ぶ。洋服用のブラシを使って、生地を整えながらほこりを落とす。シワや匂いが気になったら、アイロンのスチームをあてるか浴室にひと晩つるしておく。帰宅後にスーツやジャケットを脱いだあとのこういったメンテナンスを、ぜひとも習慣にしていただきたいものです。

プロフィル
山本晃弘(やまもと・てるひろ)
AERA STYLE MAGAZINE
WEB編集長 兼 エグゼクティブエディター

「MEN’S CLUB」「GQ JAPAN」などを経て、2008年に編集長として「アエラスタイルマガジン」を創刊。ファッションやライフスタイルに関するコラムを執筆する傍ら、幅広いブランドのカタログや動画コンテンツを制作している。トークイベントで、ビジネスマンや就活生にスーツの着こなしを指南するアドバイザーとしても活動中。2019年4月にヤマモトカンパニーを設立し、現職に就任。執筆書籍に、「仕事ができる人は、小さめのスーツを着ている。」がある。

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