旅と暮らし

伊日コラボモデル、アバルト124スパイダー。そのサソリは刺激的な毒針を持つか?

2017.09.07

伊日コラボモデル、アバルト124スパイダー。そのサソリは刺激的な毒針を持つか?

アバルトはかつてイタリアの自動車チューナーであり、現代においてはフィアットのいちブランド。サソリのエンブレムは、フィアット車をベースにしたスポーツモデルに冠されている。今回、そのひとつアバルト124スパイダーに、限定モデル「1 Year Anniversary」が登場した。

124スパイダーのデビュー1年を記念したモデルで、標準仕様(レッド、ホワイト、ブルーの車体色)にはないNERO SAN MARINO 1972 ブラックのボディーカラーを採用した。ブラックのアルミホイールは、ベース車からそのまま受け継ぐため、エンブレムやテールランプ以外はほぼ黒一色で統一。限定モデルならではの個性あふれるルックスがもたらされている。

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そのほかRECARO製シート、ナビゲーションシステム、フルLEDヘッドライトなどを特別装備。限定台数は、MT50台、AT50台の計100台で、9月9日より販売がスタートする。価格は6速MT¥4,266,000、6速AT¥4,374,000だ。

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そもそもアバルト124スパイダーは、イタリアと日本の合作。日本で製造されるイタリアンブランドモデルだ。ベースはマツダのロードスター、そこにイタリアのデザインを採用し、フィアットのターボエンジンを積む。パワーユニットが広島にあるマツダの工場に直送され、そのファクトリーで製造されるアバルト124スパイダーは、イタリアのセンスと、ジャパンメードの高い信頼の「融合」。いわば、伊日の「いいトコ取りコラボ」で、このうえない資質を備える2シーターオープンカーだ。

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エクステリアやインテリアのデザインは、さすがであり、それを緻密(ちみつ)なメカが支える。エンジン縦置き、駆動方式FRで、走りは、マツダが1989年の初代ロードスターから長い年月をかけて積み上げてきた完成度の高さを有する。フットワークも左右するボディー剛性、ソフトトップの設計や縫製など、オープンカーのキモとなる部分は一級品だ。

マフラーは左右2本の4本出し。アルミホイールの隙間から顔をのぞかせるのは、伊ブランドのブレンボによるレッドのブレーキキャリパー。シートはアルカンターラとレザーのコンビ仕様である(限定モデルでは独のレカロ製)。

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イタリアのデザインセンスについては、ファッション好きが語りはじめたら昼夜を徹するほど話題に尽きないはずだ。
イタリアのパッションと、日本の自動車技術がマージしたコラボモデル、アバルト124スパイダー。伊日の魅力を存分に備えるサソリは、その毒針に、粋な伊達男に向けた刺激を用意している。

※写真は、オプション装着車の場合があります。

※価格はすべて消費税込のものです。

<データ>
車名:アバルト124スパイダー
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4060×1740×1240mm
ホイールベース:2310mm
駆動方式:FR
エンジン:1.4リッター直4SOHC16Vターボ
トランスミッション:6速MT/6速AT
エンジン最高出力:170ps(125kW)/5500rpm
エンジン最大トルク:25.5kg-m(250N-m)/2500rpm
タイヤ:205/45R17
車両本体価格(税込):6速MT¥3,888,000/6速AT¥3,996,000(標準モデルの価格)

アバルト 0120-130-595 
http://www.abarth.jp

Text:Haruhiko Ito(office cars)

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