接待と手土産

「h.u.g-flower」のチーズテリーヌ
すべて実食! 自慢の手土産 #62

2021.07.05

「h.u.g-flower」のチーズテリーヌ<br>すべて実食! 自慢の手土産 #62

こんなにおいしいのにグルテンフリー。リピーター続出のチーズテリーヌ

「こうだったらいいな」がぎゅっと詰まった理想のギフト。まさに痒(かゆ)いところに手が届くギフトが「h.u.g-flower YOKOHAMA」のチーズテリーヌだ。1日で2800本売れたという実績を持ち、なんと6割はリピーターということからも実力のほどがうかがえる。

筆者もそのリピーターのひとりだが、まず推しのポイントのひとつが、真っ黒な箱にゴールドの箔押しの高級感のある外見だ。箱を開けると華やかな花が描かれたカードが1枚。実は、h.u.g-flowerは、岐阜県のフラワーショップがオープンした異色の“チーズテリーヌ”専門店。そう考えると、このパッケージのセンスの良さも自然とうなずける。また、あえてチーズケーキではなく、チーズテリーヌと謳(うた)っているところにもこの店の思いが込められている。

フランス料理で使われるテリーヌ型で焼き上げたチーズテリーヌは、高級感を損なわないようにその形のまま箱に入れたいところだが、ホールだと切り分ける作業が発生するので、手間がかかってしまう。高級感や味を保ちつつ、もっと気軽に食べてほしいと、ほどよいサイズに透明のシートで個包装してある。

店頭なら生のままでも購入できるが、しばらくは冷凍されたものをオンラインショップで注文して、直送するのがおすすめだ。3週間ほど日持ちもするし、ちょっと甘いものが食べたいときに冷凍庫から冷蔵庫へ移して、2時間もすれば食べ頃になる。後はお皿に並べるだけの手軽さだ。

センスがよくて便利なだけではなく、ファンを魅了する最大の理由は味わいの良さだ。甘さは控えめで、軽い酸味。コク、濃厚さはしっかりとありつつ、後味のしつこさはまったくない。舌触りはなめらかで、口どけの良さも魅力だ。材料にもこだわり、甘い香りの有機バニラビーンズを、黒い粒が目で確認できるほどたっぷりと使用。小麦粉をまったく使わないグルテンフリーで、バター、チーズ、生クリーム、サワークリームは全て北海道産だ。

このところ百花繚乱(ひゃっかりょうらん)のチーズケーキの世界だが、味わい豊かで、パッケージの高級感、デザインセンスの良さ、機能的な個包装というギフトとしての使いやすさが凝縮されたh.u.g-flowerのチーズテリーヌ。7月にはさらに店舗を拡張して、六本木ヒルズにもオープン予定とのこと。コロナ禍が落ち着いた折には、できたてのチーズテリーヌを手渡しできる日も楽しみだ。

1050_flower-yoko

h.u.g-flower YOKOHAMA
神奈川県横浜市中区海岸通1-1 貿易協会ビル1階
価格/チーズテリーヌ3800円(税込み・送料別)
問/045-323-9380
https://www.89cheeseterrine.com/

過去の手土産の記事はこちら

Edit & Text:Yuka Kumano

あなたへのおすすめ

トレンド記事

  1. 『アドレセンス』<br>いま観るべき、おしゃれな海外ドラマとは? #95

    『アドレセンス』
    いま観るべき、おしゃれな海外ドラマとは? #95

    週末の過ごし方

    2025.04.10

  2. 金沢に出張、からの「ついで旅」Vol.3 <br>谷口建築を巡りカウンター飲みへ。もてなしに宿る利他の心

    金沢に出張、からの「ついで旅」Vol.3
    谷口建築を巡りカウンター飲みへ。もてなしに宿る利他の心

    週末の過ごし方

    2025.04.03

  3. 不朽の名作がモダンなフォルムに進化。<br>【板垣李光人とジュエリーの凛々しき輝き。】

    不朽の名作がモダンなフォルムに進化。
    【板垣李光人とジュエリーの凛々しき輝き。】

    小物

    2025.04.16

  4. SUPER EIGHT 村上信五が導き出した、<br>心を軽くする“半分”の美学。

    SUPER EIGHT 村上信五が導き出した、
    心を軽くする“半分”の美学。

    週末の過ごし方

    2025.04.18

  5. “価格以上の満足感が得られる料理”を提供!<br>「Vegan Ramen UZU Kyoto」が、<br>世界初の「ミシュラングリーンスター」を獲得。

    “価格以上の満足感が得られる料理”を提供!
    「Vegan Ramen UZU Kyoto」が、
    世界初の「ミシュラングリーンスター」を獲得。

    週末の過ごし方

    2025.04.17

紳士の雑学