旅と暮らし

大人の男の“目もとケア”。 クリニックか自宅か、どちらを選ぶ?

2017.07.14

加藤智一

写真・図版
右から、エイジングケア成分を配合した、みずみずしいクリームタイプ。フェイスケアの最後に目のまわりになじませる。アイ R+ 15ml \5,800/ラボシリーズ(ラボシリーズ 0120-950-119)、目もとを保湿しながら、ぱっと明るく仕上げるブライトニング効果がある。DS CWアイブライトSPF14/PA++ 15ml \4,200/キールズ(キールズ 03-6911-8562)、ローラーを目もとに転がして、疲れ目をひんやりとリフレッシュ。クーリング アイ ジェル 15ml \4,000/クリニークフォーメン(クリニーク 03-5251-3541)、目もとへの集中スチームで温感ケア。温度モードを3段階から選べる。海外・国内両用で出張先にも携帯できる。目もとエステ EH-SW35 オープン価格/パナソニック(パナソニック 0120-878-697)(※1)

スマートフォンの使いすぎから“スマホ老眼”なる症状が増えているという昨今。そろそろ本気で目もとケアに取り組むべきでは!

デスクではPC、外出先ではスマホ、帰宅してからはテレビと、ディスプレーを手放せない現代人。画面を凝視しているとまばたきの回数が少なくなることから、目の疲れはもちろん、ドライアイや目もとのたるみを誘発。やがては肩こりなど上半身にも悪影響を与えてしまうことがある。眼精疲労は目薬で解消すればいい、と楽観的に考えていると、さまざまな部位に負担をかけることになるのだ。

そこで、現代人の目もとの疲れを根本的に回復させるために、今回取り上げたのは医療用マシン。目もとの疲れをリセットするメニュー、ウルトラアイリフトだ。治療を行っているのは、東京・表参道にあるクリニック スタイルM。使用する機器は、超音波マシンのウルトラスキンだ。

「この機器はデリケートな目もとにも照射できることが特長です。目の際まで熱エネルギーを届かせることで、疲労や加齢によるたるみを収縮。目もと全体をキュッと引き締めます」(田路めぐみ・クリニック スタイルM医師)。治療中の痛みは超音波エネルギーと比例する。その強弱は人により合わせてくれるので安心だ。そして、このあとにはシートマスクや頭皮マッサージも行うので、フェイシャルエステを受けているような心地よさを得られるのも魅力。治療は1回でも効果があり「黒目がはっきりした」「目もとが軽くなった」という声が多く、さらには肩こりが軽減された、という実感から、定期的に通うようになる男性も少なくないという。

この治療だけでも疲労回復効果を得られるが、さらにオプションとして人気なのが、空気圧で薬剤を注入するマシン、エアージェットだ。「頭皮に高濃度のブドウ糖を打つことで、頭皮のこりを解消しつつ、弾力を取り戻すことで、目を開閉する筋肉の働きもサポートする治療です」(田路医師)。こちらは目もとはもちろん、顔全体の引き上げ効果があるため、見た目の印象がシャープになると評判。一度体験した人は、次回からウルトラスキンと併用するようになるとか。このようなクリニカルな治療は何も対策をしなかった男性にこそ、効果が高い。そのビフォー→アフターの落差に病みつきになるはずだ。

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    ウルトラスキンを照射。治療時間は20分ほど(※2)
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    ビタミンCを含ませたパックを施しながら、微弱電流でマッサージ(※2)
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    エアージェット。エアガンのような音がするが痛みはほぼない(※2)
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    田路めぐみ医師。形成外科チーフ職を歴任。せんぽ東京高輪病院形成外科医長を経て現職(※2)
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    クリニック監修の目もと用スティック。ドクターミュー プレミアムリンクルスティック(※2)

一方、ホームケアでは日ごろの目もと疲れを解消するアイテムを取り上げる。(※一番上の写真を参照)ラボ シリーズは清涼感あるクリームが目もとをすっきりさせてくれるエイジングケア、目もと用美容液だ。その隣のキールズの商品は乳液に色がついているタイプ。目もとのクマやくすみを明るくしてくれる即効性があり、プレゼン前などに活躍する。クリニークの商品は、容器の先端にローラーが付いており、目もとをマッサージすることができるツール型の美容液。新幹線や飛行機で移動中にコロコロ使うのもおすすめである。最後に、パナソニックから発売されたコンパクトな目もと用スチーマー。アイマスクのように装着すると、目もとにスチームが充満。温感により疲労感を解消するというハイエンドなマシンだ。

前出の田路医師は「視神経は脳に直接つながっている中枢神経の一部のため、緊張感や疲労感が蓄積すると、さまざまな全身疾患につながりやすい。また、交感神経にも影響を及ぼすために、自律神経の乱れを誘発する可能性も。“たかが眼精疲労”と軽視しないことが大切です」と話す。

疲れ目の程度は職業や生活パターンによる個人差が大きい。ただ、アラフォーから、その疲れが加速していく傾向があるのも事実。前述したクリニックメニューは、病前の“未病”の段階での治療法。こうした手段やホームケアを活用し、デスクワークを快適に過ごせるよう努めたい。

プロフィル
Tomoichi Kato/美容ジャーナリスト。1973年生まれ。女性誌の美容担当を経て独立。女性誌・男性誌・WEBなど、さまざまな媒体で執筆。著書に、ビジネスマンの清潔感についてまとめた『お洒落以前の身だしなみの常識』(講談社)などがある。

掲載した価格はすべて税抜きになります。

Photograph:Fumito Shibasaki(DONNA)※1、Mitsuru Kugue※2

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