カジュアルウェア
【サンスペル】洗練されたサマースタイルをかなえる、
今夏おすすめのポロシャツ。Vol.6
2025.08.12
近年、エフォートレスなスタイルが人気を集めるなか、ニットポロの復権にも後押しされて、トレンドに再浮上したのがポロシャツだ。言わずもがな夏の定番アイテムではあるが、程よいきちんと感と快適な着心地、さらにTシャツにはない首元のニュアンスが、盛夏でもおしゃれを諦めたくないしゃれ者のニーズに合致したのもうなずける。
全7回にわたって、誰もが知る名品はもちろん、デザインコンシャスな一枚、さらに機能素材を使った進化系まで、この夏おすすめのポロシャツをピックアップする。
連載第6回に紹介するのは、1860年に創業したイギリス発の老舗ブランド サンスペル。カルフォルニア産のスーピマコットンに代表される、最高品質の素材使いと伝統的なクラフトマンシップは、もちろんポロシャツにも生かされている。ジェームズ・ボンドが劇中で着用した「リヴィエラ ポロシャツ」をはじめとする洗練されたスタイルは、夏の装いを品よく格上げしてくれる。
柔らかなオーガニックコットンタオル地を使用した「タオリング ポロシャツ」。軽量かつ通気性に優れ、吸水性に優れた生地は盛夏にも最適。ややカジュアルな素材感だが、ボタンを廃したオープンカラー仕様にすることで、スマートかつ洗練された印象に仕上げた。写真のペールピンクをはじめ、シックな印象のネイビーや大人っぽいダークグリーンなど全5色展開で、どのカラーを選ぶのか実に悩ましい。
上質なマルベリーシルクの光沢感と、コットンの柔らかさが生むドレープが優美な「ファインリブ シルクコットン ポロシャツ」。スキッパーカラーと細リブの編み立てでクラシカルなたたずまいを醸しながら、やや短めの着丈に象徴されるコンパクトなシルエットで、ぐっと現代的なムードへと引き寄せる。首元の空き具合やインナーを合わせた際の見え方も完璧で、テーラードジャケットと合わせるとぐっと洒脱に装える。
1950年代にサンスペルが開発した、太陽の下でも涼やかに着られるフレンチ・リヴィエラを採用。最高品質のスーピマコットンを使用した独特なメッシュ素材は、通気性に優れ、軽量かつソフトな着心地を約束する。小さなポケットやモダンクラシックなスリムフットが特徴で、2006年公開の映画『007/カジノ・ロワイヤル』でジェームズ・ボンド役を演じたダニエル・クレイグのために仕立てた一枚をベースに製品化。写真の“コモ ブルー”を含む全29色のカラーバリエーションは圧巻で、必ずやお気に入りが見つかるだろう。
問/サンスペル カスタマーサービス 050-3562-1860
掲載した商品は税込み価格です。
Photograph: Yuki Kina
Styling: Hidetoshi Nakato(TABLE ROCK.STUDIO)
Text: Tetsuya Sato