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万年筆は男の武器。 その4

2017.08.17

万年筆は男の武器。 その4

万年筆は男の武器である――そう説いたのは、作家の池波正太郎。
万年筆は単なる筆記具にあらず。持ち主の人となりを雄弁に物語る“武器”なのだ。
また、万年筆でつづられた文章からは、書き手の姿も浮かび上がってくる。筆圧やかすれ、ちょっとした書き癖までもが、思いを伝える“武器”となる。
“書く”ことが、端末を“打つ”ことに取って代わられて久しい。そんな時代だからこそ、万年筆の意義を改めて見直してみたい。
いま、持つべき万年筆とは? 自分にふさわしい一本とは? 5回にわたるこの連載企画のなかで、きっとその答えが見つかるだろう。
第4回では、携帯に便利なサイズで手帳にも収まりやすく、ポケットに挿せば洗練されたアクセサリーにもなる、ショートタイプの万年筆を取り上げる。

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アウロラ/ミニ・オプティマ バーガンディ
1930年代のベストセラーを復刻した『オプティマ』のミニサイズ。アウロラ独自のアウロロイド(アウロラ樹脂)のボディーが優美。古代ローマのグレカ・パターンを刻んだリングも、イタリアンブランドらしい。コンパクトながら、インク切れの際に予備タンクからインクが供給される、リザーブタンク付きピストン吸入方式を採用した本格的。収納時は114mm、筆記時は136mm。¥55,000/アウロラ(町山 03-3831-5888)

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ヤード・オ・レッド/バイスロイ ポケット ビクトリアン
1934年創業のイギリスの筆記具メーカー、ヤード・オ・レッド。伝統的な技法を駆使したスターリングシルバーの製品に定評がある。このポケットサイズの万年筆は、熟練職人によって磨き上げられたスターリングシルバーのボディーに、19世紀のヴィクトリア朝時代の繊細な装飾パターンが刻まれ、芸術的なまでの魅力にあふれている。収納時のサイズは110mm、筆記時は142mm。¥80,000/ヤード・オ・レッド(日本万年筆 03-3388-8611)

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ペリカン/スーベレーンM300 ブラック グリーン
万年筆愛好家が絶大な信頼を寄せるドイツのペリカン社製、傑作定番シリーズ『スーベレーン』。プレキシガラスとセルロースを何層にも重ねて作られるストライプ柄も、ひと目でそれとわかるアイコンとなっている。同シリーズ中、最少サイズの『M300』は、携帯に便利な愛らしいサイズでありながら、インク吸入式という本格仕様。収納時110mm、筆記時131mm。¥38,000/ペリカン(ペリカン日本 03-3836-6541)

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モンブラン/ボエム ブルー
胸ポケットに挿した際、クリップのカラーストーンが絶妙のアクセサリーとなることで人気を博しているモンブランの『ボエム』。この『ブルー』では、シンセティックサファイアをセット。キャップを回してペン先を本体内に収納し、保護する機構も装備。収納時110mm、筆記時135mm。¥70,000/モンブラン(モンブラン コンタクトセンター 0120-39-4810)

掲載した商品はすべて税抜き価格になります。

Photograph: Tetsuya Niikura(SIGNO)
Styling: Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Text: Yasushi Matsuami

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