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長谷部誠、プライベートを語る!?
2017.10.03
ドイツ・フランクフルトで行った長谷部誠選手へのロングインタビューでは、誌面の都合で、残念ながらその多くを割愛せざるを得なかった。ここでは掲載できなかった長谷部選手へのプライベートに関するQ&Aを。
■趣味は?
基本的に僕はあまり所有欲や物欲がないんですけど、唯一、おいしいものを食べる欲はあるかもしれません。1週間日本に帰ったりするときも、何カ月も前から、昼はここ、夜はここと予約しておいしい店に行きますね。お寿司が大好きなんですよ。あとは和食や焼き肉。ただ、最近は、ある程度のところに行くと、どこもおいしいことがわかったし、自分がグルメではないことにも気づいた(笑)。グルメの人って、とことん突き詰めるじゃないですか。そこまで細かくはやらないんです。でも、帰国して、友だちの誰とその店に行くかとか考えながら予約するのはむちゃくちゃ楽しみですね。
■長谷部さんは、読書家で知られています。ジャンルを問わず読まれるのですか?
なんでも読みます。小説も哲学書も。最近読んで面白かったのは、村上世彰さんの『生涯投資家』。僕は全然投資家でもなんでもないんですけど、村上さんの話は、投資を通して、人生とか世の中を語っていて、面白かったですね。
■2011年に出された著書『心を整える』を読み返したりはされるんですか?
いや、ないですよ。もう6年前だし、全然いまとは違うところもあるし。たとえば、「真っ暗にしないと寝られない」とか書いてますけど、いまはもう、普通に寝られますから(笑)。恥ずかしいと思うところ結構ありますもん。なんでこんなにキチキチしてんだろうとか。あれを書いたのは、26歳とかですから、ある意味、いきってましたよね。33歳のいまは、その間にいろんな人生経験をしてきて、変わってきていることもあるし、変化とか柔軟性とかがいい意味でついていればと思うし、実際肩の力を抜いている、というところはありますよね。
長谷部誠選手の人生とサッカーに対する熱き思いは、ぜひ、発売中のAERA STYLE MAGAZINE vol.36(www.amazon.co.jp/dp/B074BN8M2W)でお読みください。
プロフィル
一志治夫(いっし・はるお)
ノンフィクション作家。『狂気の左サイドバック』で第一回小学館ノンフィクション大賞を受賞。『足に魂こめました―カズが語った「三浦知良」』『たったひとりのワールドカップ―三浦知良、1700日の闘い』ほか、著書多数。
Text: Haruo Isshi
Photograph: Masaya Takagi
Styling: Masayuki Sakurai
Hair & Make-up: Miyuki Sato
Coordinate: Hideko Kawachi