旬のおすすめ
No.1 ネイビー3ピーススーツ
[ASM / 着こなし見本帳]
2017.10.30
ややワイドなラペルにチェンジポケット、ラペル付きのダブルブレストベスト、そして2プリーツのサイドアジャスター付きパンツ。タリアトーレのネイビー3ピーススーツは、英国のクラシックな趣を色濃く感じさせる。それでいてイタリアンスーツならではの軽やかな着心地やスマートなシルエットをも備えた、旬の英国調を今日的に楽しめるスーツだ。
そうしたブリティッシュテイストを最大限に生かすには、やはりコーディネートにも英国を意識したい。グレンチェック柄のシャツや大きめの花小紋柄タイなら、英国を感じさせるVゾーンを演出できる。だが、スーツ自体の主張が強く、なおかつ色柄でも個性を加えるとまとまりがつかなくなるため、色調はスーツに合わせたブルー系のワントーンにそろえるのが望ましい。そうすれば、あくまでビジネスに不可欠な控えめさのなかで、新鮮かつ洒脱なブリティッシュテイストを満喫できる。

ビームスがイタリアのタリアトーレと共同開発したエクスクルーシブモデル「サヴィル」。天然素材の毛芯のみを用いたフルキャンバス仕立てのため、立体的なフォルムによる抜群の着心地が得られる。また、スーツ発祥の地といわれる英国・サヴィルロウが生んだクラシックなディテールが満載されているが、シルエットはタリアトーレが得意とするスマート設計。
サックスブルーのグレンチェック柄を緻密に織り込んだシャツは、遠目には無地に見えるため、意外と合わせやすい。美しいワイドカラーは、ノータイでもさまになる。¥22,000/ギ ローバー(ビームスハウス 丸の内 03-5220-8686) 小紋柄でも柄が大きめなタイプは、英国人が好むタイのひとつだ。印象は強めだが、ネイビーにサックスブルーで描いた同系色柄なら目立ちすぎず、合わせやすい。¥12,000/ エレディ キャリーニ(ビームスハウス丸の内 03-5220-8686)
クラシックな英国スタイルならウイングチップが足元の王道だが、古臭く見えることも。そこでセミブローグを選択すれば、モダンさとクラシックさの絶妙なバランスを保てる。¥47,000/バーカー(エストネーション 03-5159-7800) スーツのデザイン性やVゾーンの柄使いを考慮すれば、バッグはミニマルに行き着く。装飾を削ぎ落としたブラックのシボ革製なら問題ない。¥32,000/ ユキノフォー ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ原宿本店 03-3479-8180)
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