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春、財布を新調する。
【5回目】〈オーガナイザー、トラベルウォレット系〉

2018.01.11

春、財布を新調する。<br>【5回目】〈オーガナイザー、トラベルウォレット系〉

「汚れた財布では運気も落ちる」と巷間に言われだしたのはいつ頃か。また一説には「財布が張る=春」ということから、新春から新しい財布にて事始めを起こすのが縁起良しとする人も多いとか。そこで選び出したい使い勝手に優れ、見た目も抜群の財布たち。小型・薄型とのトレンドとは別に、昨今はスマートフォンやキー類などの手回り品すべてが収まる大型ウォレットも多彩にリリースされている。さらに搭乗券やパスポートまで収納可能なモデルは、旅行用ケースとしても実に最適。“第三の財布”として、大いに注目を浴びる最新カテゴリーからピックアップ。

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「出張に便利なケースが市場にない」という声から製品化されたパスポートケース。各種札や小銭の収納はもちろん、パスポートや搭乗券が余裕で収まる大きめサイズが特徴的。また、滞在国以外の紙幣保管に適した脱着式ケースも内蔵。さらにA4サイズの用紙も三つ折りにて収められる大型ポケットまで完備。メモパッドを挟み込むことに加え、マネークリップ(別売り)やベルト付きコインケース(別売り)など、カスタマイズパーツも多彩に揃えられている。〈W13×H23cm〉¥70,000/ブルックリン(ブルックリン ミュージアム 青山本店・03-6427-1530)

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創業1849年という由緒あるトランクメゾンであるフランスのモワナ。フルサイズのオーガナイザーは、アール・デコ デザイナーとして著名なアンリ・ラパンによって1920年にデザインされたイニシャルキャンバスを纏った新定番。内装には高品質なゴートレザーを使用しており、軽く耐久性に富むスペックを実現。札入れ、ジップ式小銭ポケット、8個ものカードポケットに加え各種チケット収納に適したコンパートメントを完備。実用的でありながら薄型かつスタイリッシュ。〈H11.5×W24×D2.5cm〉¥172,000/モワナ(モワナ メゾン GINZA SIX ・03-5537-3600)

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本体と色を変えたサイドストラップなど、シンプルでありながらさり気なく個性を感じさせるデザインに冴えを見せるイタリアのフルラ。大判のオーガナイザーは、財布室とは別個に仕切られたコンパートメントを持ち、搭乗券やパスポート、各種カードなどを分類して収納できる合理的なレイアウト。ハイスペックなソフトカーフを使い、洒脱なデザインのイタリア製にしてプライスは非常にリーズナブル。デイリーなミニクラッチとしても活用可能だ。〈H12×W22×D4.4cm〉¥51,000/フルラ(フルラ ジャパン ・0120-951-673)

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ロンドンを拠点に活動するMr.スローボーイのイラストをあしらった話題のバッグ・コレクション。そのひとつであるオーガナイザーは、片面にダンヒルのマスコットであるドライブするブルドッグを、その裏面に旅姿の男性を描いたコミカルなデザインがポイント。シングルジップながら、4つのマチにて設けた仕切りポケットには、いろいろなアイテムを自在に詰め込める収納上手なレイアウト。内装もフルレザーを奢った高級感ある仕上がり。〈H12×W21×D3.5cm〉¥119,000/ダンヒル(ダンヒル ・03-4335-1755)

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イギリス王家ご用達の手帳を手掛ける老舗として名高いスマイソン。実はトラッドスタイルのバッグや革小物をリリースし、昨今さらに知名度を上げている。なかでも機能性に特化したデザインで知られるのが、ダブルジップを配したオーガナイザー。英国伝統のグレインレザーを使い、緻密なステッチワークや手間の掛かるコバ磨きなど、徹底した職人仕立により気品漂う仕上がりを実現。ボルドーに替えた内装など、英国らしい洒落感も見逃せない。〈H13×W22×D4.5cm〉¥82,000/スマイソン(ヴァルカナイズ・ロンドン ・03-5464-5255)

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1980年代からリリースされるこの大容量の財布は、その驚くべき収納力から定番として多くのファンを持つ傑作。蛇腹式のロングポケットを5つも備えており、海外旅行の際も複数の紙幣を個別に収納できる利便性を持つ。フェリージ独自のクロコ風エンボスレザーは、リアルな風合いと発色の良さが大きなポイント。小銭用ジップポケットの引き手にあしらわれたフリンジも、このモデルを彩る大事なディテールだ。クラッチバッグ代わりに持つことで、手元を飾る洒脱なアクセントになるという。〈H9×W18×D4cm〉¥54,000/フェリージ(フェリージ青山店 ・03-3498-6912)

掲載した商品は全て税抜き価格です。

【4回目】「素材」はこちら

Photograph:Tetsuya Niikura(SIGNO)
Styling:Eiji Ishikawa(TABLE ROCK.STUDIO)
Text:Tsuyoshi Hasegawa (04)

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