旬のおすすめ
男をつくるもの
部長の「名品」リスト【第3回】
2018.01.31
手に入れてよかったものとそうではないもの。線引きができるようになってきた。これからのビジネスマン人生をともに歩みつづける、「名品」をリストアップ。少しの背伸びが、男を高める。それが正しいことは、もう承知している。
モンブランのボールペン
消せるボールペンは便利だが、ビシっとスーツを着こなしているなら不釣り合い。腹を決めていいペンを求めるなら、やっぱりモンブランにたどり着く。デザイナーのマーク・ニューソンとのコラボレーションにより誕生した「モンブラン M」はまさにモダン。筆記具に対する美学が息づく。「部長、いいペンを使ってますね」と言われたい。
シャルベのタブカラーシャツ
シャツは直接、肌に触れる消耗品だから、安価なものを数多くそろえる。それもひとつの正しい考え方。しかし、すでにある程度の枚数を所有しているなら、数より質を問うべき。質の最高峰はフランスの老舗、シャルベで体験したい。タイの下でループタブをボタンで留める襟型なら、タイの結び目が少し持ち上がり、立体的なVゾーンを演出できる。朝のひと手間が確実な違いとなって表れる。
ジェイエムウエストンのサイドゴアブーツ
ビジネスマン人生も20年を過ぎ、部長世代となれば、ストーレートチップやプレーントウなど、靴の基本形はそろっているはず。足元の新しさという狙いでワードローブに加えたいのが、サイドゴアブーツ。ジェイエムウエストンでは定番としてラインナップする。もはや、変えるところがない造形美。ゴアとはゴムのことで、脱ぎ履きしやすいこともメリット。オン・オフ兼用は、もちろんだ。
掲載した商品は全て税抜き価格です。
Photograph:Osami Watanabe
Styling:Masayuki Sakurai
Hair & Make-up:Masayuki(The VOICE)
Edit & Text:Kenji Washio