旅と暮らし
蕎麦を食べたいならここ。
のど越しいい香り高い蕎麦を楽しむ
[部長の名店]
2018.04.04
接待、歓送迎会、家族の記念日に使うハレの店なら、部長に聞こう。今日は自分においしいランチを奢(おご)りたい、そんな日も部長に聞こう。そっと会社の近くのいい店を教えてくれるはずだから。
さまざまな企業で働く部長たちに聞いた「名店」をご紹介します。
蕎麦好きにはなじみの名店が目指すのは「歯切れのど越しのいい蕎麦」。茨城産の常陸秋そばを収穫後ただちに真空・低温保存し、その日に使う分だけ石臼で製粉する。たぐってすするプロセスのなかで、その香りを味わえる。
ランチのおすすめは「せいろそば」(写真・800円)。もっとボリュームが欲しいときは、海老と野菜の天麩羅に、旬のおひたしや和え物の小鉢料理、蕎麦(せいろかかけ)に味ごはんがセットになった「日替わり膳」(1200円)を。
凝った料理はないが、素材を生かした小鉢に箸が進み、天麩羅の丁寧な仕事に満足し、季節のごはんに旬を感じ、蕎麦を味わってうなる。ぜいたくな昼飯を満喫できる。
Photograph:Reiko Masutani
Text: Sachiko Ikeno