旅と暮らし
日本の中華料理を牽引しつづける
老舗中華の名店
[部長の名店]
2018.04.05
接待、歓送迎会、家族の記念日に使うハレの店なら、部長に聞こう。今日は自分においしいランチを奢(おご)りたい、そんな日も部長に聞こう。そっと会社の近くのいい店を教えてくれるはずだから。
さまざまな企業で働く部長たちに聞いた「名店」をご紹介します。
いま東京の中華料理はいちばん面白いと言われているが、だからこそ注目したいのが正統派の店。その代表が赤坂維新號だ。
「フォーマルに大切な方を招くとき、この店が思い浮かびます」と部長。大事なクライアントや仕事関係の仲間を招いて、いい時間を過ごしたと言う。その安心感は、間違いのない料理、親しみやすく行き届いたサービス、落ち着いた空間のなせる業。しみじみ、老舗はいいな、と思う。
1階のメインダイニング(グリル席)はクラシカルなたたずまい。政治家や財界人も利用するという2階の個室6部屋はいずれも古き良き時代の趣を残す。
料理はアラカルトで好きなものを選ぶもよし、コース(1万円〜5万円まで9種類)、もしくは予算にあわせて店に任せるもよし。ランチは週替わりで楽しめる「維新號コース(5000円)、「維新號ランチ」(2100円)、「ウィークデー飲茶セット」(1700円)など手軽に本物を味わえるラインナップだ。
Photograph:Reiko Masutani
Text: Sachiko Ikeno