旅と暮らし
上質な時間をひとりじめ。さぁ週末ひとり旅へ。
その① ベンツでオープンドライブ!
2018.04.25
ひとり旅こそ、大人の流儀。気配りさえ不要で、誰かのペースに合わせる必要もない。ゆったりと流れる時間を、思いのままに、独り占めする。
自宅を出たのは、すがすがしい空気に満ちた早朝。メルセデス・ベンツ E 400 4マティック カブリオレ スポーツを走らせた。朝一番のすいた道は、オープンドライブが最高だ。
ルーフの開閉は、スイッチひとつ。わずか20秒ほどで完了する。信号待ちのあいだはもちろんのこと、約50km/hまでの速度なら走行中でも操作可能で、住宅街を走りながら屋根を開け放つことができる。温風で首元を暖める前席エアスカーフなど、オープンカーとしての装備も万全だ。
搭載するのは、3.0リッターV型6気筒直噴ツインターボエンジン。最高出力333ps/5250〜6000rpm、最大トルク48.9kg-m/1600〜4000rpmと実にパワフルだ。低回転域からトルクがみなぎり、優れたトランスミッションも手伝い、ストレスをまったく感じない。
滑らかさを極めたエンジンフィールは、V6というエンジン型式によるものと、特別を貫くメーカーの究極の設計による至宝だろう。
高速道路の本線への合流も、実にたやすい。どの回転域からでも思いどおりに加速していく動力性能の高さが、いかに有意義であるかを痛感する瞬間だ。
トランスミッションは9速。100km/h走行時のエンジン回転数は、1300rpmほどにすぎない。
快適装備はもちろん、安全運転をサポートする次世代システムも多数装備。360°カメラシステム、アクティブパーキングアシスト(縦列・並列駐車)も標準で備わるアイテムだ。インテリアの上質さは言うまでもなく、インパネに施されたウッドのパネルは、上質かつスポーティーな装い。シートに用いたレザーの仕立ても申し分ない。
乗り心地は、スポーティーでありながら、静かな湖面を滑るような感覚。優れた電子制御式エアサスペンションによるフットワークは、特別なクルマであることを改めて感じさせてくれる。
家族との時間を第一に考え、遊び道具をたっぷり積み込めるステーションワゴンを選ぶのは道理にかなっている。しかし、「自分はこうありたい」と何かしらイメージに据えたクルマ選びもある。
風を感じてプレミアムなオープンカーを走らせる至福の時間をかなえるために、このモデルをファーストカーとして選択する。そこには自分が主役のライフスタイルがあるはずだ。
<データ>
車名:メルセデス・ベンツ E 400 4マティック カブリオレ スポーツ
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4853×1860×1429mm
ホイールベース:2873mm
駆動方式:4WD
エンジン:3リッターV型6気筒DOHC24Vツインターボ
トランスミッション:9速AT
エンジン最高出力:333ps(245kW)/5250〜6000rpm
エンジン最大トルク:48.9kg-m(480N-m)/1600〜4000rpm
タイヤ:前245/40R19、後275/35R19
車両本体価格(税込):¥11,130,000
※スペックは欧州参考値
ブルゾン¥300,000、シャツ¥59,000、タイ¥36,000、パンツ¥98,000、ベルト¥72,000、スニーカー¥118,000、バッグ¥320,000/すべてブルネロ クチネリ(ブルネロ クチネリ ジャパン 03-5276-8300)
撮影協力:NEST INN HAKONE
https://nestinn-h.co.jp
掲載した商品(車以外)はすべて税抜き価格です。
Photograph:Satoru Tada (Rooster)
Styling:Eiji Ishikawa (TABLE ROCK.STUDIO)
Hair & Make-up:Tomokazu Akutsu
Edit & Text:Haruhiko Ito (office cars)