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夏のタイ選び「5つの視点」 その2 涼やかな素材
2018.06.04
クールビズだから、ノータイで。それでもいいけど、タイドアップもやっぱりいい。せっかくニッポンの夏に締めるのなら、おざなりなセレクトではもったいない。トレンドや季節感を、いつも以上に楽しんでいい。
「色だけじゃなく、質感も涼やかに」
Vゾーンを作るためのセオリーにおいて、素材感のマッチングは最優先テーマと言っていい。生地感がより繊細になる夏のスーツでは特に重要になる。清涼感を強く求めたスーツには、やはりタイもそれに従うべきだ。夏顔のタイに求められるのは、リネンに代表されるドライな質感。しかし、あくまでジャケパンではなくスーツであることを考えると、コットンやシルク混といったドライ感を適度に抑制する素材も、大いに採り入れたいところだ。
ネップ感のあるドライな風合いは、シルクにコットンを20%ブレンドしたことによる。その風合いが、やわらかくなりすぎることもあるペールピンクに、大人の落ち着きを与える。¥10,000/ロバート・フレイザー
遠目にはスタイリッシュなヘザーグレーのレジメンタルだが、近くではざっくりとした風合いが清涼感をもたらす。素材はシルクとリネンを均等に。そのバランスが、抜け感を強調しすぎない。¥9,000/ロバート・フレイザー
ブラウン×ブルーの配色も相まって、クラシカルな雰囲気を醸し出すペイズリー柄。ドライ感に加えて軽さも夏スーツには魅力なリネン100%の生地なら、トロピカルにさえ映る。¥10,000/ロバート・フレイザー
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問/アイネックス 03-5728-1190
Photograph:Hiroyuki Matsuzaki(INTO THE LIGHT)
Styling:Tomohiro Saitoh(GLOVE)
Hair & Make-up:Ryo(COME HAIR)
Text:Masafumi Yasuoka(BEARD MAN)