旅と暮らし

スパイシーで骨太なメルロー「マックス レゼルヴァ メルロー」
[今週の家飲みワイン]

2018.06.29

写真・図版 小松宏子

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「重めのメルローが好きな人にはおすすめの一本です」と大橋さん。1870年創業の歴史を誇る「ヴィーニャ・エラスリス」のメルロー100%だ。このワイナリーは、「世界で最も優れたカベルネを生み出す」と言われる“カベルネの聖地”アコンカグア・ヴァレーをほぼ独占所有するという名門。

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メルローは、もともとはカベルネ・ソーヴィニョンに接ぎ木をして育てたものだが、その品質がとても高いことから、カベルネとのブレンド用だけでなく、100%使用した、エステートのなかでも個性派の一本も造られている。最高の日照条件を誇る斜面に植樹されており、日中の暑さは過酷だが、午後からはアンデス山脈から吹き下りる風で気温が下がり、朝晩の大きな寒暖差が生まれる。そのため、ぶどうがゆっくりと成熟し、しっかりとした酸が保ちやすくなり、糖度と酸度が完璧に調和する生育が望めるのだという。
「口あたりにはふくよかな甘みがありますが、タンニンに到達するのが早く、また適度な酸味が心地いいので、豪快に肉を焼いた料理などにもぴったりです。どこかコーヒーのような香りもあり、スパイスをブレンドしたような刺激的な香気が魅力の一因となっていますね」と大橋さんは話す。

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ぶどうは一粒一粒を手摘みし、ステンレスタンクで発酵させる。発酵後も果皮に接触させたまま5~20時間ほどおいてマセラシオン(醸し)を行い、オーク樽でゆっくりと発酵させている。結果、メルローならではの上品かつふくよかな奥行きのある味わいに仕上がっている。
「ボルドーで修業していているときに、ボルドーマラソンに出場しようと、毎日走っていたんすね。途中のどが渇くと、ちょいとぶどうを失敬したりして(笑)。そのときに感じたメルローのぶどうの味にいちばん近いのが、今回の4本のなかではこれなんですね。それだけ、メルローという品種の味わいがストレートに出た一本なのではないかなと思います。家でガッツリ肉を焼いて食べたい、そんなときに合わせてみるといいですよ」

<<プピーユ

グリモウ カヴァ トランカディス>>

Photograph:Makiko Doi

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