旅と暮らし

『旅する舌ごころ』白洲次郎・正子、
小林秀雄の思い出とともに巡る美食紀行

2019.01.08

写真・図版
白洲信哉 著/『旅する舌ごころ』 誠文堂新光社刊 ¥1,600円

白洲正子没後20年を迎えた2018年。白洲正子の孫である文筆家・白洲信哉氏による、旅と食のエッセイ集が発売された。

本書は、京都、鎌倉、北陸、英国、ヨーロッパなど、旅の地で出合った食の恵みを旅の思い出とともに紹介している。

父方の祖父母・白洲次郎と正子、母方の祖父・文芸評論家の小林秀雄とのとっておきのエピソードも数多く登場。さらに巻末には、白洲家ゆかりの食材、器などが購入できるお取り寄せリストが付くのもうれしい。

思い出深いエピソードとともに、実際に食を味わう楽しみ方もできる美食家も満足な一冊。ぜひご一読を。

<目次>
1 祖父母の思い出 スッポンとグジそして鮪
2 春のおとずれ 桜鯛と富山のホタルイカ
3 初夏をかぐ 花山椒と昆布を食すウニ
4 鮎だより 四万十川、荘川、高津川、長良川
5 料理事始 英国・スコットランド紀行
6 オイリーボーイは欧州を駆け巡る ビストロの牡蠣、バルの自慢料理
7 ドナウを東へ① 独ビールとオーストリアのビオ
8 食欲の秋 世界の茸を食する
9 肉の原風景 伊賀丸柱・土楽 福森邸
10 冬の“すい場” 皇室献上蟹を食べ尽くす
11 ドナウを東へ② パーリンカとマンガリッツァ
12 ドナウを東へ③ ワインの王ハンガリー貴腐ワイン
13 ドナウを東へ④ ルーマニアワインと東西十字路
14 食は文化である 旬を味わうことの大切さ
15 夏の九州 寿司三昧 赤ウニ、きびなご、うなぎ……
あとがきにかえて
お取り寄せリスト 「舌ごころ」を触発した品々

プロフィル
白洲信哉(しらす・しんや)
1965年東京都生まれ。細川護熙元首相の公設秘書を経て、執筆活動に入る。その一方、広く日本文化の普及につとめ、書籍や雑誌の編集、展覧会などの文化イベントの制作に携わる。父方の祖父母は、白洲次郎・正子。母方の祖父は文芸評論家の小林秀雄。主な編著書に『骨董あそび』(文藝春秋刊)、『白洲次郎の青春』(幻冬舎)、『天才 青山次郎の眼力』(新潮社)、『白洲家としきたり』(小学館)他。最新刊は『旅する美』(目の眼)。

掲載した商品はすべて税抜き価格です。

Text:AERA STYLE MAGAZINE

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