旅と暮らし

正統派フレンチを下町で楽しめる
知る人ぞ知るカウンターフレンチ[部長の名店]
カトラ

2019.08.27

写真・図版
4時間じっくり煮込んだ「牛ほほ肉の赤ワイン煮」(3200円)はひと口で幸せになる味わい。

距離を縮めたい取引先との会食。お礼の気持ちを込めた食事会。ビジネスマンにとって、接待場所選びは重要だ。今回は気遣い上手な女性部長にこっそり聞いた接待がうまくいく名店を紹介。

オープンから9年目。とかく気後れしがちなフレンチだが、実は“身近な料理”と教えてくれる名店だ。店主がひとりで切り盛りし、その人柄と空間から、リラックスしてフレンチを楽しめる。

「豪華ではないけれど、ぜいたくな食事ができる店を目指しています」と店主。部長が「肉のおいしさを教えてもらった」と言う料理は、いずれも正統派。都内一流ホテルの厨房からパリに飛び出し、ミシュラン有名レストランを経験。帰国後、35席の中規模店を開業、人気店に育てたが、「全部自分でできる、説明責任を果たせる店をやりたい」とカトラを開いた。

最近の傾向として、視覚に訴える演出の料理が目立つなか、カトラが追求するのは、昔ながらのクラシカルなフレンチ。一見時代と逆行しているようにも感じるが、本物はいつも新しい。丁寧に作られた料理は新鮮だ。

コースの用意はなく、日々替わるアラカルトとワインで楽しむ。食に興味のある少人数のお客さまを満足させられる隠れ家だ。

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夏にぴったりな逸品「うにとにんじんのマッシュとコンソメジュレ」(1500円~1600円)。その他、その日のおすすめが黒板に記される。事前に予算を相談すれば、要望に合わせてコース料理も組み立ててくれる。

店内はカウンター8席のみだが、席はゆったりと配置され、リラックスできる。店主の料理を感じながら、食事ができるのも魅力。

「アエラスタイルマガジンVOL.43 SUMMER 2019」より転載

<<ハレ感ある接待におすすめのエレガントなヌーベルシノワ 礼華 青鸞居

Photograph: Reiko Masutani
Text: Sachiko Ikeno

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