紳士の雑学

ソリッドタイ
[Vゾーンラボラトリー]

2019.11.05

写真・図版
ネクタイ¥14,000/ドレイクス、スーツ¥135,000/ビームス F(ともにビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623)、シャツ¥36,000/アヴィーノ ラボラトリオ ナポレターノ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 03-5772-5501)、チーフ¥7,000/シモノゴダール(ザ ソブリンハウス 03-6212-2150

ネクタイの達人、アイネックスの並木孝之氏に教わるVゾーンテクニック。今シーズン注目すべき5つのキーワードとおすすめのネクタイをご提示いただき、それぞれのコーディネート術をご伝授願う。いよいよ最終回では氏が最も男らしいと表するソリッド、すなわち無地のネクタイをフィーチャーする。

「ストライプのスーツやシャツのように柄のあるものとも合わせやすいソリッドタイは、主要カラーをバリエーションでそろえることをおすすめします」と語る並木氏がまず取り出したのは、ウールシルク素材で表面に落ち着きのある焦げ茶のタイ。こういったダークトーンのタイは流行に影響されにくいので長く使うことができる。焦げ茶と好相性のグレーのスーツはストライプで、シャツは白を選択。洗練された凛々(りり)しいVゾーンをものにする。

写真・図版
タイ¥10,000/アスコット、スーツ¥177,000/パイデア(ともにビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623)、シャツ¥36,000/アヴィーノ ラボラトリオ ナポレターノ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 03-5772-5501)、チーフ¥7,000/シモノゴダール(ザ ソブリンハウス 03-6212-2150

「春夏のものという認識が定着していますが、実はオールシーズンで活躍させたいのがニットタイです」と強く推奨する並木氏が手にしたのは黒無地のシルクニットタイ。スーツにはタイの凹凸感のある素材にマッチする起毛感のあるスーツを合わせ、上品な白シャツが橋渡しを担う。「ニットタイならではの程よいファッション感を保ちつつ、モノトーンの組み合わせを。これなら、ビジネスに抵抗感なく採り入れることができます」

写真・図版
タイ¥14,000/フラテッリ ルイージ、シャツ¥36,000/アヴィーノ ラボラトリオ ナポレターノ(ともにユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 03-5772-5501)、スーツ¥180,000/ソブリン、チーフ¥7,000/シモノゴダール(ともにザ ソブリンハウス 03-6212-2150

「同系色のネクタイでもダークな色とやや明るい色調があったり、あるいはマットなものと光沢のあるものというように、表面感の異なるタイを使い分ければ装いに幅が出ます」(並木氏)。ここでは、前述の焦げ茶よりも明るめのブラウンのネクタイを用意し、同様にストライプのグレースーツと白のシャツと組み合わせてみる。オールシルクの程よい光沢が加わり、同じブラウン系のタイであってもよりビジネスにふさわしい格式が深まる。

写真・図版
ネクタイ¥18,000/ステファノ ビジ(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター 0120-137-007)、スーツ¥180,000/ソブリン、チーフ¥7,000/シモノゴダール(ザ ソブリンハウス 03-6212-2150)、シャツ¥36,000/アヴィーノ ラボラトリオ ナポレターノ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店 03-5772-5501

前述と同じグレーのスーツとホワイトシャツに、ブラウンに替えて結ばれたのはベーシックなワインレッドのネクタイ。「同系統の色合いのなかから正統派を選択すれば、オフィシャルな場面にふさわしいオーセンティックなスタイルを形成できます」(並木氏)。まさに王道と言える習熟しておきたいコーディネートである。このように無地のネクタイによってVゾーンの変化を思うがままにコントロールすることこそ、ネクタイを着こなす妙味であろう。

写真・図版
ネクタイ¥16,000/フランコ バッシ、スーツ¥100,000/ビームスF(ともにビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623)、シャツ¥20,000/ソブリン、チーフ¥7,000/シモノゴダール(ともにザ ソブリンハウス 03-6212-2150

「無地のネクタイとなればはずすことができないのはネイビーのネクタイですが、今年らしさを表現するなら、シャツ、スーツも含めて、素材と柄の選択の妙を発揮したいものです」(並木氏)。そうした観点で着目するのは、秋冬らしいオールウールのネイビータイ。シャドーチェックのネイビースーツとホワイト×ネイビーのストライプシャツをコーディネート。パターン・オン・パターンの組み合わせを、ブルーのグラデーションで調える。

掲載した商品はすべて税抜き価格です。

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Photograph:Ryohei Oizumi(2S studio)
Styling:Takayuki Namiki, Hidetoshi Nakato(TABLE ROCK.STUDIO)
Text:Koki Nakasu

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