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本格登山ブランドのハイスペックダウン
モンベルのダウン
【語れる、ダウン。12】
2019.11.28
繊細な感性を生かした、日本らしいモノづくり
電子機器、家電などでは海外勢に後れを取っている面があるが、某シャツメーカーがトラッドをよく知るニューヨークで繁昌しているというニュースを聞く限り、いまだ〝ジャパンクオリティー〞の神話は生きつづけているように思う。その証左として、日本ブランドのダウンは、〝微に入り細に入り〞の手の込みようがほかとは違う。
特に優れているところは、ダウンを湿気から守るという部分。ダウンは水に濡れると〝かさ〞が減り、空気を蓄えることができなくなり、防寒性が落ちてしまう。そこで各ブランドが生地の撥水性を高めたり、水の 浸入を防ぐべく縫い目を無くす手法を駆使したりと知恵を絞っている。日本ブランドゆえ、サイズ選びに困らないという点は言わずもがな。
戦後日本を代表する冒険家、辰野 勇氏が立ち上げた本格アウトドアブランド「モンベル」。434gと軽量なダウンは、高い防風性と透湿性を備えた「ゴアテックス インフィニアム™ウインドストッパー®」を表地に使用している。強度・耐久性を備えた万能選手。
フィルパワーは800と良質で膨らみのあるダウンを使用しながら、パッカブルにもなる優れもの。極細繊維だが、ナイロンには延伸加工を施し強度を付与。
中綿の「EXダウン」は厳冬期の冷え込みが厳しい環境で育てられた水鳥から採取されたもの。一般的なものよりもダウンボールが大きく、密度も高い。
問/モンベル・カスタマー・サービス 06-6536-5740
掲載した商品は税抜き価格です。
Photograph:Tetsuya Niikura(SIGNO)
Styling:Eiji Ishikawa(TABLE ROCK. STUDIO)
Edit & Text:Ryuta Morishita