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着物のようなデザインとボリューム感が新しい
ツーディライヴのダウン
【語れる、ダウン。13】

2019.11.29

繊細な感性を生かした、日本らしいモノづくり

電子機器、家電などでは海外勢に後れを取っている面があるが、某シャツメーカーがトラッドをよく知るニューヨークで繁昌しているというニュースを聞く限り、いまだ〝ジャパンクオリティー〞の神話は生きつづけているように思う。その証左として、日本ブランドのダウンは、〝微に入り細に入り〞の手の込みようがほかとは違う。

特に優れているところは、ダウンを湿気から守るという部分。ダウンは水に濡れると〝かさ〞が減り、空気を蓄えることができなくなり、防寒性が落ちてしまう。そこで各ブランドが生地の撥水性を高めたり、水の 浸入を防ぐべく縫い目を無くす手法を駆使したりと知恵を絞っている。日本ブランドゆえ、サイズ選びに困らないという点は言わずもがな。

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¥66,000/ツーディライヴ

2004年に立ち上げ、2017年にリブランディングした若いブランドながら、和装から着想を得たデザインで着実にファンを増やしている「ツーディライヴ」。インターナショナルギャラリービームスとのコラボアイテムは着物のような前合わせとダウンのスポーティーさが一着に。

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前合わせはメタルのバックルで留めるだけのシンプルなもの。生地は1943年創業の老舗「小松マテーレ」のストレッチナイロンで、いつでもノンストレス。

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このモコモコ感は、ダウンをみっちりと詰めることによって生まれる。丁寧な縫製は、ダウン生産が盛んな岩手県にある「ハイテック水沢工場」の職人によるもの。

問/ビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623

掲載した商品は税抜き価格です。

アエラスタイルマガジンVOL.45 WINTER 2019」より転載

Photograph:Tetsuya Niikura(SIGNO)
Styling:Eiji Ishikawa(TABLE ROCK. STUDIO)
Edit & Text:Ryuta Morishita

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